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Posted by ミリタリーブログ at

2017年06月22日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記06 終


ノーマル マルシン クリント1 と今回の作例の6.5インチモデル。少しだけ見れるようになった感じ。加工した作品にメッキを掛けたいなぁと。
 
ラストスパート。マガジン加工やチャンバー回りです。

マガジンはマガジンフォロアーの前後を6mm幅に削り、リップの部分をマルイガバのモノとすげ替えます。

リップ部分だけ色がグレーなのが判るだろうか。BB弾リップだけをマルイガバメントシリーズのマガジンリップにコンバートした。
マルイガバメントのリップ全体を移植したかったが、色々とムリだった。
香港・台湾辺りのカスタムメーカーが6mmコンバージョンkitでも出さないかなぁ。マガジンリップ・フォロワー・チャンバー・シリンダー+各種スプリングで何とかなると思うんだけどなー
マガジンフォロアーはマルシンの太いヤツの前後を6mm程の厚さに削るだけでOKだった。材質はアルミ製。
マガジンSPには下側にテンションをUPさせるためにスペーサーを入れてある。ボルトストップの作動が安定しなかった為だ。

強度的に少々不安ですが、ガバのリップを切ってオートマグと付け換えます。1.4mmの小ネジでガス流出口の方から留めています。

チャンバーもマルイのガバを切って削って、オートマグのチャンバーブロックを切って削って、納めます。

何とも説明しにくい・・・・。現物合わせで何とか納めた。
マルイのチャンバーASSYはガバメントのモノ。要らない所は切り落としたが、側面などはあまり削ってない。
バレル軸線を出すように納める事。それとチャンバーの前後位置が決まればOK。
何度も組んで外してを繰り返してきっちりBB弾が定位置に来る場所に納めよう。普通のスライド式の銃と違って、アッパーレシーバーを組み込まなくてもこの辺りの様子を見られるので、普通のモデルより楽っちゃ楽。
マルシンのチャンバーブロックはかなり体積があるので、かなり削り込んでも大丈夫だが、削りすぎでガタガタにならないように注意!

チャンバーブロックはマルイのチャンバー(ホップ調整窓も必要)・アッパーレシーバー飛び出し防止ピン等が立体的に組み合わさるので、現物合わせで何とか納めました。
詳しい寸法は出せません。写真参考にしてあーだこーだとやってみて下さい。

幸いにもマルシンのチャンバーブロックは容積が大きいので収まります。

こんな感じで無事ジャムもなく作動しました。


ココまでで基本的な工作は終わりです。

取り敢えず、以下の手法で作動確認を取っていきます。で引っかかったら何が悪いかアーだコーだします。

>ロアレシーバーだけ(ボルト関係は外しておく)でガスを少し入れたマガジン刺してハンマー落としてみてバルブを叩くかの「ブッシューtest」
>リコイルSP無し・バレルASSY無しでボルト回りを組んでみて手動作動
>リコイルSP組んでボルトだけでガス入りマガジン装着してガス作動
>次にチャンバーASSY組んでガス作動
>ボルトストップ付けてガス作動
>グリップ付けてガス作動
>アッパーレシーバー付けてガス作動
>マガジンに弾入れて手動作動
>で、試射

とtestを繰り返しその都度調整していきます。
今回調子よく動くまでにガス缶2本使いました。ボルトストップの辺りが一番メンドかったかな。

マルシンオートマグは全体にフリクションが多く、各部のスプリングテンションの設定が??で、それを大きなエンジンパワーでムリヤリ動かしている感じの構成ですので、ノーマル状態でも当たり外れ&気温の上下に敏感です。

それを色々と手を入れてしまっては調整に時間と苦労が掛かるのは仕方ないかなと。個人ではバネレート一つにしても自由に設定できませんから。

ともかく、完成です。

この写真を撮った後、ボルトの左側を研磨した。

上手く調整できるとビッグボア&ロングストローク・主要作動部品が亜鉛合金製・リコイルSPが強めと言う事もあってマグナムオートらしい豪快でスピーディーなリコイルが楽しめます。
冷えには弱そうですが、これからの時期お外で撃つと良い感じです。

マルシン クリント1の方はリアサイトが欠品している。

本当はフレーム右側後部のボルトロック?の動作も再現させたかったですね。セフティの軸やメインSPなどの問題が有って今回は見て見ぬ振りをしました。
マルシンにはもう少し愛を持ってオートマグの製品化をして欲しかったと思います。
数を売るには6mmBB弾化は必須でしょうし、各部の形状やバランスなどはもっと何とかなったはず。

調整して撃ってみるとかなり良い感じなだけに非常に勿体ない感じがします。かっこいいしマルシンしか出していないのに・・・
完璧板の発売を望みますね。



2017/08/19追記
発射シーンの動画を撮ってみました
  

2017年06月21日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記05


オートマグは各部のネジがヘキサゴンなので、リアサイトの調整ネジ・マガジンキャッチ等細かな所もヘキサにしてやると良い感じ。

次にエンジンをマルイ方式に変更&6mmBB弾化です。

マルシンのオートマグのエンジンはナカナカ面白い構造で、どちらかというとWAのマグナやKSCの旧タイプに近いのかな?不圧バルブのテンションは前方に掛かっており、BB弾が装填される事で前方へのガスルートが開きます(ココはマグナっぽいですね)。
マルシン オートマグエンジンのBB弾が無し状態・閉鎖状態の模式図。
BB弾が装填されるとガスルートが開いて、銃口方向へのガスルートが確保される。
またブローバック時には、KSCと違ってピストンの断面積を全て使えるので何気に効率が良いのかも知れ無い。シリンダー径は15mm。

その不圧バルブの前方へのテンションはピストンの中心から飛び出るプランジャーによって与えられており、8mmBB弾の加速の遅さなどからこの様な方式になったのかも知れません。

マルシンオートマグのブローバックはかなり元気の良い方ですが、今回は6mmBB弾化と同時にマルイ不圧ブローバック化することにいたします。

オートマグのノズル周りは8mmBB弾用に大きく作られています。が、今回の場合加工に有利に働きました。
ノズル先端に7mm真鍮パイプと6mmステンレスパイプを組み合わせて作ったノズルを装着します。マルシンのノズルはジュラコン製っぽいので接着は効かなそうなのでBB弾ローディング用のあごの下方からネジ止めします。

あごの部分は厚みがあるのでねじ穴を開けても強度が取れる。この写真ではあご延長済み。

その後BB弾をマガジンからはじき出す「あご」を3mmほど延長します。その際も接着は効かないので、1.4mmのネジでABS板を留めます。

あご延長済み。 ノズルのサイドのネジはノーマルの不圧バルブ抜け止めピンを塞いだもの。ココの穴を塞ぐのが何気にメンドイ。
中央右にあるネジは不圧バルブ抜け止めネジ。

そしてノズルの内部にマルイガバ用の不圧バルブ&スプリングを入れます。不圧バルブSPは径がピッタリなので、問題無くノズル内部に収まります。
不圧バルブ本体の外径はほんの少しだけ大きいのでスムーズに動くように不圧バルブ外径を少し削り込んでいます。本の0.1mm位なのですが、材質がジュラコン系(POM?)なので、綺麗に削りにくいです。もしやりにくければカスタムパーツのアルミ製品などを使うのも良いかもしれません。

そして不圧バルブがシリンダー内部(後部)に落ち込まないようにストッパーを小ネジで設定してやります。
ココのシリンダー径は一段狭くなっていて、肉厚があるので強度的に問題無い感じです。


不圧バルブの位置などは「勘」で行いましたが、ノーマルガバの寸法に合わせて設定すれば多少違ってもきちんと動く様です。
上記のマルシン式をマルイ式へと変更する。ノズル先端に真鍮・ステンレスパイプを組み合わせたノズルをはめ込む。延長のズルの長さは前はチャンバーとの間隔・後は不圧バルブSPの作動域を勘案して設定する。
ノーマルマルシンエンジンのピストン中心にあったプランジャーの穴は適当にネジでふさぐ。不圧バルブの後方にある黒丸は不圧バルブが後部へ落ち込まないように制限するストッパー。
ピストンカップについてはマルシンのノーマルカップだと数発撃つとペロンと裏返ってしまっていたので、電動ガンのピストンヘッドのようにOリングと穴空きピストンヘッドに改良した。

ボルト後部とサイトピクチャー。レッドランプで色気が出た。

  

2017年06月20日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記04


マガジンはシルバーモデルのモノを購入。キャロムのチタニウムステンレスは少し青みがかっていて、マガジンと色のコントラストが付いて良かったかなと。

グリップ前部のセレーションをやっつけましょう。
と言ってもタダでさえ難易度の高いセレーション。実銃を見てみると9本ほどスジを彫らねばいけないようです。
まぁやって見ましょうか。まずはセンターに一本引いてっと・・・

Pカッターにて一本入れて、ピッチを見ながら左右に4本ずつ・・・なんかピッチが安定してないような・・・まぁいいか。
それをガイドに目立てやすりや、タガネで溝の幅を広くして・・・・
オーバーランしたキズが痛々しいな・・・左の手にもザックリタガネが刺さっちゃった。。。イタイ。

格闘3時間。ココまで来ましたが、直接彫るのは辞めました。

お恥ずかしい加工痕(ヒドイ)

この辺の加工は私にはムリ!出来ません!!

と言う事で違う方法をば・・・・考えつかなかったらしれっと埋め戻して、気づかなかった事にしよう・・・

もう一度マルシンのオートマグのグリップ後ろ側のセレーションを見てみると、断面が△△△△△△こうではなくて、凹凹凹凹凹凹こう言った断面のようです。
ん〜〜〜〜!似たようなプラ板が有ったような・・・有りました!
鉄道模型のストラクチャー用のプラ板。以前模型鉄をやってた資産が生きました。

そのプラ板。ちょうど良いピッチだったが少々掘りが浅い。

測ってみるとピッチも良い感じ。と言う事でグリップ前面をこのプラ板の分彫り込んで、インサートする方式に変更。

ピンぼけだ。済みません。

でこうなりました。

成せば成った。。。他の方法としてはプラ角棒を埋めるというのも考えたが、ゼッタイ平行が出ないだろうとこの方式に。

ふ〜何とかなりました。と言っても3回ほどやり直しましたけどね。

他はグリップ後部のラインやインナーシャーシ丸見えをどうにかしようかとも思いましたが、潔く諦めました。

マガジンキャッチは何故か板バネを使用する古いモデルガンでよくあった方式を踏襲してますので、ガバメント方式に改良します。

ココのプランジャーもヘキサなのだ。

ノーマルのマガジンキャッチに3mmの穴を開け、スプリングとプランジャーを仕込み、ガバメントと同様の方式でフレームに固定できるようにします。

かなり困難な穴開け作業になる。しっかり固定して開けないと斜めになったり、ためらい傷を付けたり。

ガバメントから流用したマガジンキャッチSPプランジャーを使うのですが、実銃ではプランジャーを回すモールドがマイナスではなくココもヘキサなので、先端を凸に削った3mmイモネジをガバのプランジャーに接着します。
接着だと強度的に心配ですが、回すトルクはマイナスモールドにかみ合って伝わりますので、バカ力を入れなければ、大丈夫です。

ノーマルガバのマガジンキャッチSPプランジャーとイモネジをJBウェルドで固定。六角ネジの先端を凸モールドを削りだして、プランジャーのマイナスモールドに噛み合っているので回しても大丈夫。

トリガーガード内側などにはかなりしっかりとしたパーティングラインが残っています。まぁ実銃でも残っている個体も多い様なのでほって置いても良いのでしょうが、適当に消しておきました。


ココで、外観の塗装についてですが、ロアレシーバーはインディのブライトステンレス。アッパーレシーバーはキャロムのチタニウムシルバーの上からジルコニアクリスタルをコーティングしました。
ジルコニアクリスタルは深みのある艶は出るのですけど乾燥にかなり時間が掛かるのが困りものですね。
各部の金属パーツは、黒染めを落としてエッジを立てておきます。
ボルトハンドルはブライトステンレスで塗装しました。

ロアレシーバーはキャスティングして抜いたままの地肌なので出来ればもっと「砂目」仕上げにしたかった。

  

2017年06月19日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記03



リコイルSPガイドが太くなって迫力UP。

アッパーレシーバーはリコイルSPの筒を切り取ったので、多少ロアレシーバーと隙間が空いてしまいます。
そこでプラ板で少し円筒方向に延長させます。
真っ直ぐにラインを出した上でプラ棒を接着。

で、ラインが繋がりつつロアレシーバーと干渉しない感じで成型。

次に、ショートリコイル動作の再現です。

インナーフレームの前端を切断して、アッパーフレームとロアレシーバーのかみ合わせを調整。
最終段階のインナーシャーシ。前方はバレルロックレバーの寸前で切断。

ショートリコイルする分、エジェクションポートを拡大してある。また左右後方のリコイルSPを受ける部分も削り取っている。

少し厚みが気に入らなかったので薄くプラ板を貼ったりしてライン調整。またレシーバー先端部分の成形を行う。

またアッパーレシーバー裏側で、インナーフレームと
干渉する部分を彫り込みます。

組んで外して、盛って、削ってを繰り返して大体こんな感じに持っていく。

コレで外観はアッパーレシーバーが10mm程後に下がれるようになりました。後内側のパーツの調整です。

チャンバーブロックを切る。

初めはコレで上手く行くと思ってたんだけど、トンだ思い違い。

コレでブローバックすると自動でショートリコイルだ。ヤリ〜〜と思ってたがムリだった。後から思うと当たり前。

初めはココに引きバネを仕込んでブローバックすると同時にバレルが下がるようにしようとしましたが、実銃はボルトが下がるとバレルは完全フリー状態になるとの事。
更に引きバネだけではリコイルの衝撃でバレルASSYが前方に飛び出してしまうのことが発覚。

仕方ないのでスプリングがあった場所にアッパーレシーバーからピンを出して、バレルが物理的に前方に飛び出さないようにしました。

この様に抜け止めロッドを作成。強度的に心配。

組み立て時には、バレルを含むチャンバーブロックをレシーバーに入れ、抜け止めピンを差し込んで、組み立てる。

この状態ですと、ブローバック時に自動的にバレルは後座してないのですが、ボルトオープン時にバレルを後座させる事が出来るので、それはそれでありかなと・・・。
何か上手い方法を考えなければ・・・。このロッドに先ほどの引きバネを組み合わせればイケるのかな?

チャンバーブロック&バレルは固定なので、飛び出し防止機構はバレル回りに作れば良い様な気もしてきた・・・
バレル回りじゃなくてレシーバー後部でも良いのか・・・

ココが壊れたら何か考えよう・・・

この様に何とかショートリコイルっぽい写真を撮影できた。実射しているときはショートリコイル動作は見えないし、ホールドオープン時はショートリコイルしてないけどもレシーバーを後に動かす事は出来るのでまぁ良いかなと。

ボルトハンドルも何か色気がないので、写真を参考に削り込みます。

ノーマル状態のボルトハンドル。色気は全く無い。

ココまでやればそこそこ見れるかな?

リューターでの一発勝負。色んな寸法の齟齬が出てきて、「それっぽく」するしか方法がない。

少なくとも少しシャープに見えるようになったかと。
  

2017年06月19日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記02


私とっての「オートマグ」はこの形。現代でも十分に通用する美しさ。

マルシンのオートマグGBBの部品構成上の最大の欠点は、リコイルスプリングハウジングがロアレシーバー側(フレームの左右にある小さな円筒形)で完結していないで、アッパーレシーバー側と分割されていることですね。

この様な形に分割されている。コストダウンを考えての事だろうが、感心しない。この手の銃はロマンなのだ。金型の都合等大人の事情で許されるアレンジではない。

そこでアッパーレシーバー側にある「蓋」を切り離して、ロアレシーバー側に接着します。

大きな傷を付けると修正に時間を取られるので、新品の刃で、ゆっくり丁寧に切り飛ばす。慎重な方は養生してから切ると良いだろう。

左右切り離したリコイルSPハウジングの一部。この切り飛ばした破片も使用するので、切り取りラインが斜めにならないように注意しよう。

それによって分解が出来なくなるので、ボルトにネジ止めされているリコイルスプリングガイドをロアレシーバー前方から外せるようにフレームの前方のマイナスネジのモールドも切除します。

先ほどの切れっ端を接着する。

インナーフレームの後方も切ってその部分もABSブロックから成形します。
リコイルSPの反力が掛かる所なので、しっかり接着して強度を持たせます。

インナーシャーシにリコイルSPの受けを任している状態から、アッパーレシーバーにそれを任せるべくこの部分を作る。
合わせてインナーシャーシの該当部分は削っておく

リコイルSPハウジングの修正をすると同時に、リコイルSPガイドを新造します。ここのネジは本来六角なのですが何故かマルシンのモノはマイナスモールド。しかも左右でモールドの角度が違うという「何故そうした???」という感じなので、実銃に沿った形に修正です。
多分六角はインチ規格なのでしょうけど、そこは入手しやすいメートル規格で製作しました。

アマゾンで、「低頭六角平ネジ3mm*6mm」を購入。

ノーマルのリコイルSPガイドは捨てちゃって、ラジコン飛行機用のサーボに使う3mm*300mmのシャフトを用意します。
それを半分の長さに切断して、ねじ山のない部分に3mmのねじ山を切り、そこに3mmの長ナットをねじ込んで、更にそこに上記の低頭六角平ネジをねじ込みます。長ナット部分はナット丸見えだとイマイチなので外側にパテを盛りつけ円筒状にします。
このリコイルSPガイドに外径4mmのステンレスパイプを被せて完成です。リコイルSPガイドが太くなった事でボルトオープン時の迫力が増しました。

写真の状態では、シャフトの直径は3mmのまま。ココに4mmのステンレスパイプを被せ、先端に6mmのワッシャーを挟めた上でパテで円筒形に成形する。

4mmのパイプを被せて先端を成型して良い感じに。ホールドオープン時の迫力が違う。リコイルSPは4mmのシャフトでも大丈夫。

ボルトハンドルの元々のねじ穴2.6mmも3mmに置き換えて、最終的には写真の様に組みました。

元々、左側のリコイルSPガイドはボルトストップを作動させるためだけに存在していましたが(長さ自体が短いく、右側の半分くらい)、ボルトストッパーに鉄のプレートを取り付けて引っかける位置を内側上部に移動させ、ボルトの頭を引っかけるようにしました。

ボルトストッパーはこの様にボルトストップを上方内側に伸ばす。ココの素材は強度が欲しいので軟鉄を使用した。

しかしながらスプリングを入れる幅を確保できなかったので暫定的にリコイルSPは右側だけです。

ショートリコイルすると、ホールドオープン時のバランスが良い。もう少しボルトが後退するともっとかっこいいのだが、それは諦めた。  

2017年06月19日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記01


銀色(ステンレスモデル)の銃は最終仕上げが厄介。作動耐久性と修復のしやすさなどを勘案すると、キャロムのチタニウムシルバー・ステンレスシルバー インディのブライトステンレスが今のところの選択肢なのだろうか。
ローバルを使って磨き出ししてやろうかと思ったが、今の私の腕ではムリな事を悟って、普通のシルバー仕上げとした。

まず、6.5インチに戻します。
軽く分解して、アッパーレシーバー&バレルのみにします。クリント1とノーマルのバレルの違いは約2インチ。
リブ一個分を切断して短縮します。

オレンジ色のラインで切る。先端から2個目のリブの上にフロントサイト部分を乗せる感じ。

フロントサイトとリブを切り取りますが、この様な切断ラインで切り飛ばしました。

Gun誌86/5号には全長295mmと有りましたので、それに合わせつつ、銃身長とリブの間隔等で写真のようなバランスで製作することにしました。
コレで全長295mm。全長は合いました。

他のリブを動かしたくはなかったんで、こんな感じになりました。

リブ上のセレーションの終点で切り継ぐ事でその部分の継ぎ目の処理が楽に出来る。

で、先端のリブは中間のリブより幅が約4mm太いので左右に2mmABS板を貼り付けてパテを盛って成型します。バレル先端のエッジは殆ど丸められていないようなので、キッチリ直角を出すように整えてからほんの少しだけエッジを丸める感じで。銃口のクラウンは若干付いているようなので(クラウンがないモノもあるようです)、それらしく加工します。

左右に2mmずつ足してそれらしく成形する。左右に幅増ししないとマズルの形状が非常に貧弱になるので忘れずに。

マズルフェイスはシャッキリと。平面・垂直を出すコトに注意。

この場所(セレーション終点地点)で切り継げば、この様にセレーションの処理が簡単。オマケでパーティングラインの処理、出来ればリブの裏側も抜きテーパーがキツイので少し削るとシャープな印象になる。

大まかに形状を出した状態。まだまだ加工が続くのでココではこの程度で。

またライフリングに関しては左8条と言うことですから、マルシンノーマル(6条)を埋めてプラペーパーの短冊(2mm*0.15mm)を貼り付けてそれらしく成型します。深さは15mm程度付いていればOKでしょう。

相手が真鍮パイプなので接着は瞬間接着剤にて行う。貼り付け作業は目見当なので、多少のばらつきがある。

ライフリングモールドを透かしてみるとこんな感じ。ライフリングは少し斜めにしてもイイし、真っ直ぐに貼っても正直判らない。

フロントサイトにはレッドインサートを仕込みました。

赤いプラ板はグリズリーの時使った、スカイラインの屋根。この調子だとレッドランプだけで100丁以上作れそうだ。

続きます。
  

2017年06月19日

マルシンオートマグ クリント1>ノーマル&6mmBB弾化改修 製作記 序

ココまでやれば一応見れるようになったのかなぁと。
マルシン製の銃は一癖二癖有るので、面白いっちゃぁ面白いけど、どこが悪いのかどこが干渉してるのか非常にわかりにくくて完成調整できちんと動くまでにガスを3本は使った。

オートマグ。
ガバメント原理主義者である私でも、オートマグはカッチョイイなと。

マルシンからGBBが出ております。クリント1。しかし形状に関して、またマルシン独自の8mmBB弾仕様と言う事に関してもあんまり評判がよろしくないようで・・・。

写真上がクリント1のほぼほぼノーマル。リアサイトが欠損している(リアサイト無しの中古も購入してた)。
色々と手直ししたおかげで印象は大分良くなったと思う。

まぁ実際に見てみると写真となんかイメージ違う感じ・・・。でも旧MGCのモノもそんなに出来良くはなかったし。オートマグ以外には見えないのでちょこちょこ形状修正しつつノーマルの6.5inchiのバレル長に直しましょうかね。。。

今現在気になった実銃との違い&ダメなところは・・・・
・アッパーレシーバー長が長い
・エジェクションポートのバランスが変
・クリント1とするとバレルが短い
・グリップ前面のセレーションが無い
・リコイルSPハウジングの分割が変
・リコイルSPガイド前面のネジがマイナスモールド
・モールドってコトでボルトが後退してもそこはそのまま
・ショートリコイルしない
・ロアレシーバーの後端部分のアールがおかしい
・ロアレシーバー最後端からインナーフレームが丸見え
・ハンマーの形状がちょっとおかしい
・マガジンの形状がおかしい(前後に小さい?何故背面にアールが付いてる?)
・ボルトストップがボルトを止め無いでリコイルSPガイドの左側先端を捕まえる
・よって左右にリコイルSPが無く、右側だけ
・手動ではフルストロークするのにボルトストップは中途半端な位置
・フリクションが多い様で(ボルトとシリンダーの接触面が多いから?)何となく作動がもっさりでもブローバックの力は感じる。
・8mmBB弾仕様である
・刻印のバランスが悪い
・ボルトハンドルの形状が悪い

おおぅ・・・かなりダメなヤツじゃん。。。まぁやれるところを直してもう少し「それっぽい」オートマグにすることを目標にしましょう・・・・。はぁ・・・。

良い所と言えば・・・・
・エンジンパワーが強い
・作動部分が亜鉛製なので作動音が心地よい
・オートマグにしか見えない


と言う事でアウターバレルを短くしてノーマルサイズに戻し、リコイルスプリングの入ってる場所の形状修正や部品構成の修正、特に形状についてはhttp://www.blackstonear.com/さんのサイトを参考にしつつ、可能な限り手直しをします。
紙の資料としてはGun誌の79/1 80/8 86/5 号など。オートマグはその他のマグナムオートの回でゲスト出演していますので、資料としてはかなり恵まれています。

また6mmBB弾化はなんとしてもやりたいですねぇ。それに伴って不圧バルブの動作もマルイ方式に変更できればと。ついでにホップチャンバーもマルイ方式に変更するかなぁ・・・。

レシーバー長やグリップ後端などに関しては手を付け始めると纏まらない恐れがあったので、適当に取捨をして、まぁ何となくモデルNo.180のオートマグになってくれればいいやという感じで進めます。

まぁオートマグにしか見えない程度に仕上がったと思う。暇と金のある方はマルシン製のエアガンを弄ると割と幸せになれるのかも知れ無い。
  

2017年06月17日

ハードボーラー7インチ マルイGBB化 製作記02 終


ガバは5インチに限るよね!と言う原理主義者の私もロングスライドをいじってみるとこれはコレで良いなぁと思ったり。

で、次はフレームです。
フレームの方はまずワイドトリガーが収まるようにして、MGCのモデルガン用のワイドトリガーを装着。


ワイドトリガーはこう言ったモデルには非常に似合う。装着は少し面倒だけれど効果は高い。マルイのトリガーの溝は少々上下高が大きいので、トリガーを1mm程度上下方向に大きくしてやらないと上手く行かない。今回はトリガー上端に1mmのプラ板を接着した。

セフティーレバーはセミワイド、スライドストップもロングタイプに変更します。
Gun誌98年11月号では、グリップセフティが珍しい形で掲載されていましたが、ココはノーマル形状をチョイス。
ツカ、あの形状のグリップセフティーは作るのかなりメンドイ。

グリップはラバータイプのモノを装着。しかしながら「AMT」のメダリオンなんて存在しません。そこで、オーダーメイドのはんこ屋さんに原形を依頼しました。
通常のはんこと違って左右反転しないで製作して頂き、型取ってパテで複製>金塗装。

左:はんこ屋さんで作って貰った左右反転していないメダリオン。
中:それを複製したシリコン型。
右:シリコン型にパテを充填して作ったメダリオン。小さな気泡は根性で埋める。

で、問題の「銀塗装」です。

今回使用したのはキャロムショットの「チタニウムシルバー」完全乾燥させる事で表面硬度が上がると言う事と色合いでコレにしました。
本来ならばメッキ仕上げをしたい所ですが、個人ではコレが限界です。
完全文鎮モデルなら模型用のメッキに近いシルバーがありますが、作動させたり、外に持ち出したりと言う事だと強度的にちと心配。また表面にクリア層を重ねると作動も心配なので今回はこれで。。。


フロントサイトはマスキングしてブラックパーカーで塗り分け。

全体構造はこんな感じ。



バレルはキャロムショットのジルコニアクリスタル スプレーでコーティング。

ハンマーはマルイ1911タイプのハンマー。
スライドストップはどこだったかのロングタイプ。
セフティーレバーも何処かのカスタム品。
グリップセフティはノーマルマルイ製。
バレルブッシングもノーマル・・・これらの黒染めを落としたモノ

リコイルSPブッシングはモデルガン用の6インチ
マガジンはマルイのシルバーモデルを購入。


マルイもこの手のガババリエーションをたくさん出せばいいのに・・・。


ともかくも「マルイエンジン」をWA系のスライドに乗せるという目標は達成できました。
タダ、決してお気軽なコンバートではないので、お勧めできませんね・・・・。
  

2017年06月17日

ハードボーラー7インチ マルイGBB化 製作記01


7インチスライドとも成ると、スライドストップを掛けてもスライドストロークが足りない無い様な感じがする・・・。

さてさて、まずは加工するにしても、 何にしても邪魔なスライドのメッキの除去です。
新日本模型のハードボーラーのメッキは、車のエンブレムか!と言うくらいビカビカのクロームメッキでして、メッキの程度が良かったとしても、ちょっとイマイチな感じです。

友人に話を聞けば「酸が効く」とのコト。硝酸・硫酸・塩酸などが頭をよぎりましたが、まずはサンポールを購入。プラスティックバットに原液を丸々一本投入後、スライドをジャポンと。

部屋の中に放置しようとしましたが家中がトイレの臭いになってしまうので、ひとまず屋外放置します。

で、2日後。イイ具合にメッキが取れ始めましたが一部分は無反応に近い感じ。金属被膜を酸で溶かしているので、反応が収まっちゃったのかと思って、スライドを洗浄した後にまたもう一本サンポール投入。

一回目のサンポール浴後のスライド。反応が強く効いている所と全く効いていない所がある。

ヒビが入っている所がパリパリと剥がれるかと思ったが、そうはいかなかった。

で放置。

1日後・・・少し反応は進んでおりましたが、セレーション部分やスライド後部なんかはイマイチな感じ。仕方ないので少しヤスってもう一本。

全部で一週間経ってようやく全部のメッキが落ちました。


メッキが綺麗に落ちたスライド。刻印の奥の方も綺麗に落ちた。刻印が浅いモデルはメッキを力技で落とすと、刻印が消えてしまうので科学の力を使った。

メッキ落とすだけでサンポール3本。きっと液温等をもう少し上げれば反応が良かったのかも知れませんが、ひとまず綺麗に落ちたのでOKかな?

次は面倒なので塩酸を購入してやって見ようかと思ってます。


で見慣れぬ真っ黒い7インチスライドにマルイのエンジンを当ててみます。
「なんとか入りそうだな・・・」

と言うわけで、早速リューターでエンジンが収まるように彫っていきます。大丈夫。同じガバをモデルアップしているんだから収まるはず。

信じて、彫って、エポキシパテを充填して、エンジン押さえつけて、シリンダーリターンSPの収まる溝を掘って、何となくエンジンは収まりました。

リューターでガリゴリ・・・

エポキシ金属パテを押し当て・・・。

ヤスリでヤスって・・・・。

リアサイトを取り付けるベースを再生させて・・・。

何とか収まった・・・・・。

でマルイのフレームと組み合わせてみると、スライドとフレームのかみ合わせが凄く違うことを発見。スライドのレール高さが約1mm程マルイの方が狭いのです。

仕方ないのでスライドレール内側に2mm幅に切り出した1mm厚のABS板を貼り付け。

またスライド内部にマルイ特有のサブレールを取り付けられるように加工してスライドは終了です。

バレルは、グリズリーの時と同じようにアウターのみ延長。丁寧に継ぎ目を消して塗装します。


Gun誌を見てみるとメインSPハウジングだけ黒いみたいなので流用。
  

2017年06月17日

ハードボーラー7インチ マルイGBB化 製作記 序



AMT ハードボーラー7インチモデル。
ぱっと見、新日本模型の仕上げ直しに見えるかも知れ無いが、中身はマルイ。なのでマガジンからのガス漏れはまず無い。

ヤフオクで新日本模型のハードボーラー7インチのスライドのみのジャンクを入手しました。

入手したスライドは、メッキにダメージがあったのと、その上から銀塗装されていて残念な状態でした。

WA関連のパーツが私の手元には殆ど現存していないので(昔現役だった頃には常に10丁以上のパーツのストックがありました・・・)、誰かにあげちゃおうかなとも思いましたが、マルイガバ系のパーツは一杯あったので、エンジン&バレルASSYをマルイのモノにコンバートして、マルイのハードボーラーとして復活させることにしました。

資料はGun誌の98年11月号、巻頭からのJACK氏のレポート。一緒にオートマグ3やJAVELINA(iAi製の10mm*25オート 7インチ)が載ってたりしてこの手の「長いガバ」系がお好きな方には堪りません。

新日本模型がモデルアップしたハードボーラーはこのレポートの個体とは若干違っていて、フロントサイトやリアサイトなどに違いがあるようです。

まぁ製造された時期によっても持ち主のカスタムによっても多少は変わってくるでしょうから(刻印なんかも実銃はレーザーによる焼き付けっぽい)、あまり気にせずに「WA系のスライドにマルイエンジン・バレルを組み込むtestケース」として気軽にやり始めちゃいました。

組み込みには少々難儀したが、普通に動く。
ロングスライドが「ガッシャコン」と動く様はナカナカ面白い。
ノーマルガバと打ち比べると「ですよねー」と言う撃ち味の違いがある。