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Posted by ミリタリーブログ at

2018年09月18日

M4 サバイバルライフル 製作記 06


ストックを伸張させると、コンパクトで中々構えやすい銃。

フレームがある程度出来たのでお次はストックです。

ストックは単純に鉄棒を曲げた形状なので、6mmの軟鋼棒を曲げて製作することにしました。

6mmの軟鋼棒はもう一つの趣味であるbikeいじりの時によく使うのですが、手で曲げるには限界ギリギリの堅さなんですよねぇ。

全然関係ない写真だが、このカブのリアサスの後にマウントしてある消火器やファーストエイドkitを取り付けるステーなんかを作って遊んでいる

と言う事で制作時の画像はありません。

大体1mほどに切った棒を先ずは真ん中でVの字型に曲げて、肩当ての部分の緩いRを付けます。
ガス溶接のようなバーナーがあれば赤めて曲げられるのでしょうけど今回は完全に冷間で曲げます。
緩いRはとても難しいです。万力で少しづつ曲げていったのでよく見ると「多角形コーナリング」のような感じになってます。

悪戦苦闘しながらも何とか形に出来ました。

材料の軟鋼棒は非常に安価(2mで200円位かな?)なので何度でも挑戦することが出来ます。
真鍮の棒でやった方が楽な気もしますが安くて固い素材で何度も挑戦した方がお得かと。

形状が出来て、後述するスライドブロックを本体に固定してスムーズに前後できることを確認できたら.ストック前端には抜け止めのロールピンを差し込む2mm穴を開けます。

一個ずつクリアして行けばこの様にカチッとロックするストックが出来上がる。ただし伸張・収納時に先端のピンで手にケガをしないように注意が必要。私は何度かひっかいてしまった。

丸棒に垂直に穴を開けるのは何気に面倒ですので慎重に開けましょう。私は2回ほど失敗して8mm程短くなっちゃいました。
ほんの少しヤスリで削って平面を出してそこにポンチを打つと、良い様なのですが、ドリルがはいった後に垂直でないことに気付いて焦りました。

後部には補強のためか横棒が溶接されているので、横棒も取り付けます。
多分銀ロウなどでも行けると思いますが、私は100Vの溶接機が有るのでので点止めしました。

ストックの製作と前後して、ストックを保持するブロックも製作します。

本当は真鍮のブロックがあればそれを削り出してフレームに半田付けしたかったのですが、真鍮のブロック材は中々にお値段がするので、豊富に在庫しているアルミ材のブロックから削り出しました。

後ろから見るとこのブロックのおかげで少しだけマッチョに見える。でも二度と分解はしたくない

ただ、真鍮のフレームとアルミのブロックの接合は非常に面倒で、結局裏側からネジ止めする方法になりました。

片方は、もう片方のネジ穴を通してネジ止めできるのですが、その反対側を止める場合が困ります。

手も、工具も入りにくいフレーム内側のネジを回すのは大変に困難です。結局ネジのひとつは斜めに開けて、ストックのロックラッチの穴から強引に止めました。

仕上げ終了後に瞬間接着剤で補強して緩まないようにしておきました。

ストックには伸張時にロックするロックラッチ&ボタンがあります。そのロックラッチのテンションは板バネを使っていますので、例のごとく薄刃鋸の交換済みの刃を切り出してバネ材とします。
その板バネに真鍮棒から削り出したボタンとラッチを貼り付けてフレームの内側から取り付けてロックボタン&ラッチとします。

板バネの素材といったら「コレ」の薄刃鋸の替え刃(使用済み)タミヤのモノはオルファよりも少々薄くて色がブルー。切り出ししにくいがPカッターやヤスリで傷を付けて折り切ると比較的簡単に切れる。くれぐれも手を切らないように注意が必要。

ストック収納時にはボタン&ラッチは押されっぱなし。ロックもない。

最後部まで伸ばすとロックされる。これ以上は抜け止めピンのおかげで抜けてこない