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Posted by ミリタリーブログ at

2018年09月20日

M4 サバイバルライフル 製作記 09


マガジンの形状が、この作例最大の弱点。いっそのことマガジンアダプタ作ってガバのマガジンそのまま使える様にしようかと


インナーバレル関係について言い忘れてました。

実銃は14インチのバレル長があるようですが、社外品の235mmガバ用ロングバレルを使用しました。
チャンバーもマルイガバ用を小さく削り込んで使います。
可変HOP機構はダイヤル式からイモネジ式に変更しましたが、イモネジを回してHOP可変プレートを動かしますのでほぼほぼノーマルと同じ命中精度を確保できていると思ってます。

多分中華製のロングバレル。材質はアルミ。金属製アウターバレルも付いてきたけど使用予定がないのでジャンク箱行き。

チャンバーに関してはジャムを恐れてフィールディングランプ部分を多めに残して分解時にインナーバレルを外してから分解する仕様で完成させましたが、その後該当部分を削り込んで、レシーバー前部のバレルロックボルトを外してバレルを回せばバレルが分解出来るような仕様に改良しました。

当然のことながら、ローディング時にジャムが発生するようになってしまいましたが、マガジンとチャンバーの間に突起を取り付けて解消しました。

さて・・マガジンなどを作ります。

発射方式をマルイのガスブロを流用した関係上マガジンもマルイのガバを芯にします。写真のように超短マガジンと成ってしまいました.装弾数は8発・ガス容量も10発くらい。実銃は4発の容量なのでokかなと。


取り敢えず余ってたデトニクスのマガジンをぶった切る。後にガス漏れ>ジャンク箱行きとなる。

で、マガジンを切り詰めた時にもっとも問題に成るのが「ガスの気密」です。
実はこのマガジンを製作する時にベースにしたのがデトニクスだったんですが、このマガジンはボトムを止めるのが側方からピン留め方式でした。
ピン留め方式は精度良く内側の形状を整え無いとほぼ絶対にガス漏れします。ツカ漏れました。

色々頑張ってみたモノの上手く行かず、下からネジ止めするガバメントのマガジンをベースにやり直しします。
ベースプレートをネジで圧迫できるので、切った断面の平面をしっかり出せば大丈夫です。

隙間には1mm厚のNBRを挟み込んでネジ止めするとガス漏れなく完成しました。

マガジンの周りには実銃マガジンを模した箱を製作します。プレスラインがあるので0.5mm厚の真鍮板を切り出して、半田で接合しました。
ベースプレートは取り外しできるように製作しましたが、強度的な不安(四面より五面合った方が丈夫)によりベースプレートも半田接合しました。

取り敢えず側板完成。


でこれまたキッチリ位置出しして固定>半田


箱組み終了

短く切ったガバのマガジンを挿入して、重に取り付けた時に見えない場所で1.7mmのネジで接合。
銃に取り付けてある分にはリアルに見えるよう出来ましたが、マガジンを取り外すとマガジン自体はヒドイ造形で萎えますね。


うむーー仕方がないとは言えヒドイ形だ・・・ でもマルイの発射機構を使ったおかげで安定した性能を入手したのだと・・・エアガンは形状と機能のバランスが難しいですなぁ

やる気が漲ればガスボルト式に改良して、マガジンなどもリアルな形状に作り替えたいと言う気持ちがあるのですが、漲ってくれるかどうか微妙です。

マガジンが出来たらマガジンキャッチを製作します。

フレーム内側から見たマガジンキャッチ。


金属の弾性を活かす為に横から見ると「の」の字型にして長さを稼いでいる。

マガジンの挿入角度等はインナーシャーシによって決められているので、マガジンをロックしてあげるだけでOKです。


マガジン挿入口。何気にピッタリ収まった。

実銃のマガジンキャッチは、金属の板バネと金属プレートの弾性を利用している見たいです。マガジンキャッチの作動量は0.5mm位ですので、真鍮板の1mmアルのプレートを曲げて、その弾性でキャッチが掛かるようにしました。


マガジンの背面にマガジンキャッチと噛み合わさる、凹みがある。


マガジンがキャッチされた状態。こんなマガジンキャッチでも十分役に立つようだ。

インナーフレームとの干渉でこの辺りの根元の形状は(見えませんが)実銃とかなり違います。

機能自体はちゃんと効いているのでまぁ良しかなと。

  

2018年09月20日

M4 サバイバルライフル 製作記 08


仕上げ塗装終了後のほぼ完全分解写真。もう一つ分解してない所があった。インナーシャーシ・・・インナーシャーシからはバルブロック・ディスコネクターなどを抜いてある。

続きです。

ちょっと特殊なのはハンマーSPをバレル軸線を平行に設置したことでしょうか。
ハンマーSP(ストラット)の角度を変えるとハンマー軸とストラットの軸・ハンマーSPのテンションの角度の関係が崩れて、ハンマーが倒れなくなりますので、ハンマーのストラット軸をずらしました。
この加工を行うには手加工だと難しい感じです。リューターで出来ない事はないと思いますが・・・ ハンマーの中心部分に3mm程のスリットを切ってストラットのピン穴を開けるんですが、あまり大きく開けると強度的な不安が有るので慎重に。


ハンマーのストラットのピン位置が変わっている。またシアのリターンSPも板バネではなく、小型のコイルSPをシアの上部前側に仕込んである.GBBのオートマグ3とほぼ同じ。

ハンマーSPは東京マルイガバメントのモノを使用します。ハンマーSPのテンションがハンマーダウン位置までしか効かない(響き打ちにする)様にハンマーストラットの長さを決めて、ハンマーSPが伸びきらないようにSPテンションを制限するピンも付けておきます。

トリガーは写真のような構成です。指の掛かる場所は図面によると約5mm厚ある様なので2mmと3mmの真鍮板を重ねて削り出し、1mm真鍮板をコの字型に曲げたプレートに半田で接合&念のためネジで補強しました。トリガリターンSPはジャンク箱にあったキックバネを仕込んでいます。

シアには内径3mmの真鍮パイプをネジ止めしてトリガーを引くとシアの下側も後方に引かれてハンマーをリリースする形になります。

トリガーとシアを繋ぐトリガーバーも真鍮製です。

セフティは2mm厚の板をS時型に曲げて、操作ノブを10mm真鍮棒に溝を入れたモノを半田付けします。
セフティー機構は単純にトリガーと噛み込んでトリガーをロックする方法です。


トリガー・セフティー周りの様子。シアの下方にトリガーバーが塡るように内径3mmの真鍮パイプをネジ止めしている。レバー比が約三倍になっているので、トリガープルはそんなに固くない。


セフティーON。トリガーの上部とセフティーのカブが噛み込んでトリガーをロックする。
セフティーレバーはクリックのためのプランジャー&SPも組み込んでいる。

セフティーレバーにはクリックさせるためのプランジャーもつけました。プランジャー&SPが入っている穴は2.5mmで貫通させて、反対側からイモネジで蓋をする方法だと組み込みが楽になります。


中央部の金色のピンがセフティーレバープランジャー。組み込み時にはレバーを組み込んだ後に反対側から組み込んでイモネジで蓋をする。その下のM6長ナットはフレームとの結合用。

レシーバーの後部ブロックにはフレームとの結合のための長ナットを取り付けます。

インナーシャーシの右側はフライス盤で肉厚を0.5mm程落としていますがこの加工はしなくても行けたと思ってます。
フレームの内幅は19mmですので余裕はあったかと・・・。

コレで本体周りはほぼほぼ終了です。