2020年08月27日

Ruger Mk-1 GBB 製作記 01

Ruger  Mk-1 GBB 製作記 01


先ずは発射・作動の肝になるエンジンですが、タナカ・WEのLUGERP-08をベースにします。

選定の決め手になったのはグリップアングルが近いこと、内部パーツが全体的にコンパクトなことです。
マガジンは左右で1mm程壁を削ぎ落として居ますので、ガス圧による変形・破損が怖いですが、今のところ大丈夫なようです。

試作時にはタナカのピストンを使用して、内部の作動バルブを負圧式に変更してボルト(シリンダー)はアルミ2017材からの削り出しとしていましたが、第2次試作時にはWEのピストン使用に第5次試作くらいにはピストンは3Dプリンタでの出力品・ボルト(シリンダー)は削り出し、マガジンはWEのマガジンを削り込み・・・。
と言った構成に落ち着きました。

マガジンはフライス盤で慎重に削り込みます。
完成時の壁の厚みは1mm無いくらいになってしまいますので、慎重に。
Ruger  Mk-1 GBB 製作記 01
壁が薄い。
変に高圧になったら、変形しちゃうんではないかと心配になる。でもプライベーターにはマガジンは一番高いハードルなのだ。


ピストンは3DCADにて設計>出力を繰り返して今の形に落ちる来ました。写真では負圧バルブはWEのバルブを組み込んでいます。
ピストン径は直径12mm。有効ストロークは24mm位でしょうか。
ピストンリターンSPはP-08と同じで、ピストン内に引きバネを仕込む形。そのバネの固定と負圧バルブの位置決めの為にスリーブを入れて横からネジで止めています。
Ruger  Mk-1 GBB 製作記 01
積層痕が残ってるが、大事な所だけ磨いておけばOK。

ボルトは2017材からの削り出しです。
何気に工数が多くて、しかも下手くそがゴリゴリヤルもんですから、歩留まりが悪く、多くの材料が死にました。
しかしアルミムク材で作っているのでリコイルもそこそこ、耐久性も十分あるようです。
ボルトハンドルは3Dプリンタ出力品。ホントに良い時代になりました。

Ruger  Mk-1 GBB 製作記 01
コレを製作するには結構な工数が掛かる。
シリンダー内壁だけはリーマを掛けて、ペーパーで均し、ピカール様で磨いてある。
リコイルSP ASSYがセンターに無いのが判るだろうか?勿論アッパーレシーバーの対応する部分もSPの逃がし溝を掘ってある。


実銃のRugerMk-1はリコイルSPがボルト中央にあるのですが、シリンダーを内包する関係上、あまりボルト中央に寄せられません。で、少し左にオフセットして居ます。こうしないと組み込んだ時にエジェクションポートからSPが丸見えになってしまうのです。

シリンダーを内包する弊害としてダミーのエキストラクターのモールドを入れる余裕が無く今回はオミットしてしまいました。
Ruger  Mk-1 GBB 製作記 01
やはりココが開くと気分が盛り上がる。


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Posted by ひらりん@ at 16:27│Comments(0)Ruger Mk-1 GBB 製作記
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