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Posted by ミリタリーブログ at

2017年07月24日

ベクター CP-1 GBB化 製作記08 終


光線銃っぽいデザインなのだが、実際撃ってみるとかなり良い感じなのだ。

ココまで来たら後は最終調整です。

まずは、フレーム・スライドのみを組み合わせ調整。次にインナーシャーシとエンジンを組み込んで調整
>フレームだけでマガジンを刺してハンマーがバルブを叩くか「ブッシューtest」
>バレルなどを組み込まずにガスを入れてのエンジンtest
>ブローバックするようならバレル周りを付けて作動test
>リコイルSP入れてブローバックtest
>弾入れてtest

作動を確認できたら一度全バラして、外観の仕上げをしましょう。

ポリマーフレーム銃はプラスティック部分に独特の「シボ」というか「目」というかがあります。大きな工作をするに当たっては傷が付いたりしちゃうし、形状変更をした場合は特にフレーム表面のディティールを復活させなければ成りません。

しかもGBBと言う事で多少の耐久性も求められるので、塗装仕上げで仕上げなければならない我々としては非常に高いハードルです。

でもマァ、ぶつけない・落とさない・ホルスターに押し込まないのを守れば、通常ルートで入手できる塗料で何とかなると思います。

で肝心のCP-1の外観はと言うと・・・
スライド全面>パーカーっぽい色合い。ブルーイングとしても色合いびみょー。少し磨いているかな?
スライド側面>それをポリッシュしてあるっぽい
スライド後端〜リアサイト>目の粗い砂型目?

フレーム全体>ちょっと細かい粗目
グリップ前後>それより粗い粗目(スライド後端に似ている)

色はスライドがびみょーな黒〜パーカー〜ブルーの中間、フレームは黒かなと。

で今回は、

スライド・・・
500番のサフ>キズ取り>500番のサフ>黒板用塗料>マスキング>スライド後端のみストーン調スプレー>全体をインディのダークパーカー仕上げ*3回>触ってるウチに自然研磨

フレーム・・・
500番のサフ>キズ取り>500番のサフ>黒板用塗料>マスキング>グリップ前後のみストーン調スプレー>全体をインディのブラックパーカー仕上げ*3回

で仕上げてみました。

完全乾燥させると、握って試射した程度では問題無いようです。またもし剥げてしまっても何とか修正できるでしょう。

と言う事で完成しました。


調整はストレートブローバックなので簡単だと思いましたが、結構時間が掛かりました。
何とか調整してホールドオープン出来る様に成って良かったです
  
Posted by ひらりん@ at 00:28Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月23日

ベクター CP-1 GBB化 製作記07


塗装によってプラグリップのシボを復活させる事が出来たと思う。フレーム全体は「黒板用塗料」グリップの前後とスライド後端は「ストーン調スプレー」で変化を出した。バリバリ使えば剥がれたり、掛けたりするだろうが、偶に握って撃つ程度では大丈夫な様だ。
また仕上げとしては、フレームは「ブラックパーカー」スライドは「ダークパーカー」で塗装。この2色は皮膜の強さからお気に入りの塗料だ。

次にトリガーシステムを作りましょう。
基本のアライメントはベースモデルのG26を踏襲します。
ただし、ベクターCP-1の大問題としてトリガーセフティーの製作があります。

CP-1のトリガーセフティーはトリガー右側面にちょこっと飛び出ているピンの頭がフレームに引っかかってトリガーが引けなく成っていて、トリガーの赤い所を引くと(普通にトリガーを引くと)ピンが引っ込んでトリガーを引けるようになるという感じなのです。

コレを作るのが面倒でした。。。
トリガーの構造図。この図では銃を下方向から見た断面図。トリガー側壁は1mm無いくらい、セフティーピンは直径2mm。


赤いボタンを引くとこの様に成ってセフティーピンを押し込み、トリガーが引ける様になる。フリクションで動かないかなぁと思っていたが、上手く作動した。
実銃の機構は不明で、コレは私の考えた仕組み。多分実銃も同じような感じだとは思う。
またプラ材の潤滑にはグリスを使う。ミニ4駆などのグリスが手頃で丁度良い。


1mmABS板を7枚積層する。まずは1枚切り出して、マスターにした後、残り6枚を大まかに切り出して、瞬間接着剤の点付けで重ね合わせてまずは外形を整える。後、貫通穴を開け、1枚づつにばらす。
2~6枚目は中に赤いトリガーセフティー機構が入るので、中程をカット。2枚目はトリガーバーが入るのでその場所もカット。7枚目はスライドストップの場所をカット。

赤い樹脂はレゴブロックをバラして、各種ジャンクパーツで何とか形に・・・・。

赤い樹脂。今回はレゴブロックに犠牲になって貰った。制作時は右から1〜6枚を接着して中身を作り、行けそうな見込みが立ったら7枚目を接着した。

ほぼほぼ完成したトリガーユニット。細かくて狭くて力が掛かってと言う3重苦であった。

組み上げた状態。

トリガーセフティーを解除した状態。ピンが1mm弱引っ込む。手加工だと辛い・・・

動作もOK。
妙な引っかかりもなく赤い所を引かなければトリガーは引けません。まぁ材質の関係上バカ力で引けば引けてしまうのでしょうけど。

スライドストップはG26のモノの指掛け部分を切り取って、それらしく成形。スライド内側のレールと噛んでスライドを止めるようにします。が、スライドのレール自体はABS板1,5mm*1,5mm程の断面&接着なので、スライドストップを作動させすぎるとレールは削れるか取れるかしちゃいそうです。金属製の補強プレートを入れる厚みも無いようなので、暫く様子見&あきらめですかねぇ。

進捗80%状態。この状態で作動testを行い、OKとなったら最終仕上げに入る。

後はマガジンキャッチの安っぽいメッキを剥がして黒染め・・・と思ったのですが薄いグレーにしか成りませんでした。アルミブラックでやると肌が荒れちゃうので仕方なく塗装仕上げにしました。マガジンキャッチSPなどはノーマルのCP-1のままです。
  
Posted by ひらりん@ at 14:58Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月22日

ベクター CP-1 GBB化 製作記06


フルカラーのメダリオンは珍しい。なんでココにこんなにコスト掛けているのか不明だが、トリガーやセフティーの赤と相まって良いかもしれない。

さてマガジンです。
マガジンの加工は紹介するのが遅くなりましたが、割と最初の方に行いました。と言うか初めにやらないと各部のアライメントを決められません。

G17のマガジンは残念ながら少し太くてそのままではCP-1にはムリです。
92F系列だとちょうど良かったのですが、ガスルートパッキンの形状が変わるとそれはそれでかなり厄介な事になるので、今回は力技でマガジン側面を左右合計2mm程削り落としてやる事にしました。

左右の側面を1mm程削っていくだけの簡単なお仕事ですが、ナカナカ骨の折れる作業と成りました。

何時もの万力に挟んでひたすら削る。ただひたすら削る。注意点としてはなるべく平行に削る事・かまぼこ状にならないようにする事・左右均等に削る事。後は無心でゴリゴリします。

バルブやガス放出口などをテープで養生した後、万力に挟んでひたすらゴリゴリです。鉄ヤスリに飽きるとリューターでそしてまたヤスリでゴリゴリ・・・・


写真のモノはリューターではなく、電動ドリルに鉄工用のビットを取り付けたモノ。削れ具合は良く切れるでっかい金工ヤスリと変わらない。

片面30分ほどで何とかフレームに装着できる幅になりました。
削りすぎてキズになったりした所をJBウェルドで埋めて平面を出した所。

マガジンはこのままですとロングマガジンにするにしても長すぎるので、底面をギリギリまで削ります。
マガジンを切り詰めようかと思ったのですが、長さ的に非常に微妙だったのでこんな感じに削ってマガジンバンパーを延長。
実銃でのロングマガジンサイズになりました。

ショートマガジンサイズにしようとすると、あんまり切りたくない位置で切らなければならないので、ロングサイズに。マガジンバンパーはABS板の積層で延長後成形して何とか出来た。

G26用のショートマガジンをベースにすれば、実銃のショートマガジン仕様も出来ますが、ガス注入にロングノズルが必要になっちゃうのでひとまずコレで。
もしG26のショートマガジンベースで製作するのでしたら、ABS板などでマガジン下部を伸ばしてやるだけなのでその方が楽かも知れません。


実銃のCP-1のバレルはフレーム固定されてますので、フロントシャーシにインナーチャンバーをネジ止めして、そこにチャンバーカバー・アウターバレルを被せて固定する事にします。

チャンバー・バレルの構成。三日月状のリングはアウターバレルに対して上方に偏芯しているインナーバレルを固定するためのカラー。2mm厚ABS板。
上段中央の三日月には2mm厚のアルミパイプが付いているが、コレはアウターバレルの長さを間違えてしまったための処置。
1mmABS板で作成したチャンバーカバーは1.4mmの小ネジ4本でインナーチャンバーに固定している。

チャンバーカバーは1mmABS板をジンワリと手で曲げて癖を付けて成形します。


全て1mm厚のABS板で作成したチャンバーカバー。前方はともかくも後方は殆ど開いているので、癖を付けただけのABS板では広がってしまう。そこで強引にインナーチャンバーへネジ止め固定する事に。

そこにアウターバレルを取り付けますが、インナーバレルとアウターバレルのセンターが合いません。
やはり実銃の作動方式がガス・ディレイテッドなのでバレル軸線が低いです。

今回の構成ではインナーバレルがアウターバレルの中には収まっているので、インナーバレルが上方に偏芯している形で良しとしました。
実銃がガス作動のモデルはスライド下面と銃身軸線が低くてナカナカメンドイです。

そこでしっかりとインナーバレルが保持される為にC字型のスペーサーを作ってインナーバレルとアウターバレルASSYがしっかりと固定されるようにします。


リコイルSPはP230用にしようと思ったのですが、柔らかすぎる感じがしたのでプロテックから出ている強化SPにしました。今度はテンションが強すぎたので、4巻ほどカットして使用してます。

次はトリガー関係です。
  
Posted by ひらりん@ at 18:55Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月21日

ベクター CP-1 GBB化 製作記05


CP-1の肝とも言える、赤いパーツ。ダミーなら簡単なのだがライブとすると非常に面倒なのだ。

フロントシャーシが上手く収まったら、セフティレバーとブローバックのストロークを規制するパーツを製作します。

セフティレバーですが、1mmABS板の積層で作ります。ベクターのセフティレバーの幅が6.5mmだった(フレームの穴より採寸)ので1mmABS板*6+0.5mmプラ板という構成です。外側2枚分には赤いマーク用の穴を開けて赤いプラ材をインサートして接着します。

組立て前のセフティーレバー。この様な構成に。

セフティーのクリックはグロックG26のセフティーに使われているバネをセフティーレバー側面に仕込んで、写真の位置に溝を掘ってクリックさせます。

積層しているのが判るだろうか?セフティー前面のセレーションは例の筋ヤスリで彫り込んで、△ヤスリなどで整えた。

積層で形が出来たら上部に1mmABS板を貼ったり、バネを仕込む溝を彫り込んでこんな感じに。

セフティーレバーの作動は、

セフティーレバーを前方にスライドさせるとトリガーに干渉している部分が前方に逃げてトリガーが引けるようになる。

セフティーONで、レバー後端部分がトリガー前方部分に噛み合ってトリガーが回転しないようにブロック。

セフティーレバーを更にトリガー方向に引くと後述するスライド量規制パーツが下方に逃げてスライドが分解可能位置まで後退できるように成り、分解できる。

って感じです。

実銃ではバレル下面にガスピストンがあるのですが、今回は無かったことにしてしまってます。

そのスペースを利用して上の写真でも載っている「スライド量規制レバー」を仕込みます。

個目はABSで製作したが、見事に割れた。この写真は2個目。コレも実はもう一回作り直している。

実銃のレポートや透視図を見ても分解時にスライドを最後退される仕組みが理解できなかったので完全にアレンジ機構ですが、セフティレバーをセフティーONより更に引ききることで分解位置までスライドを後退させる事が出来る様に成りましたので、okかなと。

ベクターの実銃写真を見てみると、グリップ中心部分にカラーのメダリオンがはめ込まれています。
ノーマルのモノに色差ししてOKにしようかなぁと思いましたが、凹凸が逆だったので、型を取って、反転>複製させました。

左から
「グリップに直接シリコンを流して作った1時型」
「それを反転させた型」
「そこにJBウェルドを流し込んで作ったメダリオン」

型を取った後、パテで複製し、成形。そのメダリオンに色つけして、クリアー塗料でコーティングしておきます。

パテで複製したメダリオンを円形に成型して、まずラッカー系の塗料で金色に塗装後、エナメルの黒とスカイブルーで色差し、後クリアーで厚くコーティングする。

型を取り終わったらその部分をくりぬき、凹ませておきます。凹みの中央部分に穴を開けておくと位置決めが楽です。


型を取った後にこの様にくり抜く。この写真ではまだ工作前だが、マガジンを固定する様に内張すると丁度良く、メダリオンのベースが出来る

取り付けは銃身軸線と平行に成る様にします。位置が決まったら裏側の穴から少しだけ瞬着を注入し固定します。
  
Posted by ひらりん@ at 00:58Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月19日

ベクター CP-1 GBB化 製作記04



実はスライドストロークが少し短い様だ。だが、ブリーチ前端がマガジン後端まで下がっているのでそんなに違和感を感じない。

フレーム側です。

分解したら必要ないリブなどを切り落とします。

まず、延長したスライドに合うようにフレーム後部・前部共に延長します。

実際にはスライドとフレームを同時に加工した。延長部のラインを合わせやすい気がするがやりやすい方法で。
同時にリアシャーシ固定用のシアピンの穴を埋め&開け&修正している。

削ってみるとこんな感じ。見て判る様に表面の「シボ」が消えてしまう。残す事で楽が出来る場所は残したいが、今回は殆ど全部消しちゃった。

フレーム後部はスライドと同じように、パテにて延長。組み上げたときにスライドと同じラインに成る様に仕上げます。

銃の前方もスライド・フレーム一緒に延長した。フレームの延長もABS板を大まかに貼り付けた後にUの字型に削っている。

前部は単純に伸ばすだけでは先細ってしまうので、上手い事ラインを変えながら伸ばして下さい。
この辺りは正解が見つけにくく、写真とベースモデルとセンスのバランスとなってしまいます。
納得行きつつ、それらしく見えるとこまでくれば、OKとしましょう。

前後を延長して全体のフォルム。。。この後気になったラインにパテ盛り&削りなどやっている。

フレームにG26のインナーシャーシを組み込んでいきます。
リアシャーシは少しだけ幅が広い部分が有るのでそこを削り落としつつ、軸線と平行に収まるようにすることを最優先しつつフレームを削ったり、リアシャーシを削ったりしています。

干渉する部分を削り取ったリアシャーシ。バルブノッカーロックもリアシャーシに合わせて削る。

マルイグロック系のリアシャーシの分解・組み立てには3mmのプラ棒が必要です。
分解・組み立て時にシアピンの代わりに少し短いプラ棒を差し込んでリアシャーシを抜かないとシア周りが分解されてしまい後々面倒なことになりますし、そもそも組み立てできません。

リアシャーシの固定にはG26のシアピンを使いフレームとリアシャーシを固定します。
残念ながらフレームに元々空いているピン穴は位置が違いますので、CP-1に元々空いている穴を塞いで新しく写真の場所に3mmの穴を開けてリアシャーシを固定出来る様にします。

組み込んだら本来の3mmのピンを差し込んでプラ棒を押し出しつつ、フレームに固定すると言った手順で分解・組み立てしましょう。

またフレーム後端にはリアシャーシ固定用のビス穴を掛けて固定します。

ピントが外れてしまっているが、フレーム後端の穴がリアシャーシ固定用のねじ穴。ABS板の積層板を貼り付け>穴開けしてある。
リアシャーシの下端の部分に隔壁を接着した。フレームの強度UPになるかな?

CP-1のフレームですが、上方はグロックマガジンが入らないくらい細いのですが、実際に握るグリップ部分は前後左右に余裕があります。このままではマガジンがぐらつきますので、後述するマガジン加工が終わってからマガジンがガタ付かない様に、内側にABS板を貼り付けパテなどで馴らしてスムーズに&しっかりとマガジンが固定される様に加工します。

フロントシャーシは写真のように削っています。またフレームの内部もこの様に加工して収まるようにしました。

トリガーピンもフレームに干渉するので左右両端の下側を「D字状」に削っている。
フレーム自体も削りすぎたりした場合は、プラ板など貼って上下方向の高さを調整する。

フロントシャーシ中央部分に空いている小穴はフレームに固定するためのねじ穴。写真を撮影した後で左側にももう一個開けて左右2本で固定する様にした。
チャンバーが載る部分にも小穴が空いているが、ココで固定すると分解組み立てに支障がある事が発覚して、開けたは良いけど使わなかったためらいキズ。チャンバーの固定はスライドレールの横から固定することにした。

つづきます〜
  
Posted by ひらりん@ at 17:12Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月18日

ベクター CP-1 GBB化 製作記03


フレームとスライドの質感の差が出たと思うのだが・・・

ノーマルスライドにはエジェクターのモールドが施してありますが、ちょっと眠い感じなので、ダミーエジェクターをアルミの部材から削り出してエジェクターとします。

アルミのL字材を材料にエジェクターを製作する。この手のアルミ材は黒染めが結構メンドイ。

切り取って薄くして形を整えて完成。

エジェクターをはめ込むためにエジェクターのモールドを深さ1mm程彫り込んでやりましょう。
固定方法は、ネジ止めにしたい所ですが、肉厚や内部パーツとの関係でエポキシ系にて行います。もしブローバックの衝撃で外れて行方不明になってもまた作ってやればいいのです。

この様に彫り込む。

スライド尾部は長さの目安に成る様にまずは3mm厚のABS小辺を接着後、パテにて成形。ラインが繋がりつつ・リアサイトに影響が出ないように・左右対称に成る様に注意しましょう。
パテ盛りすると気泡の処理などが大変ですが、この部分は最終仕上げでストーン調スプレーで表面を荒らしますので適当でOKです。

スライド前部はノーマルのスライドに継ぎ足すように延長します。スライドを切ってABS板を接着して延長するやり方でも良いのでしょうが、強度的な問題が出てくるので、スライド先端を伸ばして行く手法をとります。
やはり一体で成形されたパーツは強度的に安心できますからね。

まずこの様に大まかにABS板を接着する。

まずはABS板を大まかに貼り付けて完全乾燥させた後に、バレルの穴を大きめに開けインナーバレルが通るアルミパイプを接着します。
ノーマルスライドに元々空いていたの穴を頼りにアルミパイプの軸線を出しましょう。

延長部分がしっかり乾燥したら、ラインを合わせて成形する。

アルミパイプを鋳込んだ後にパテで隙間埋め>乾燥後にリューターで形状出し。

その後、資料写真やノーマルスライドを参考にして成形します。
CP-1の外観の特徴としてスライド先端は上方に楕円形になっています(分解時にバレルが邪魔になるのでその逃げ)ので慎重にリューターで加工します。

ノーマルスライドの形状を参考にすれば割と綺麗に造形できると思います。

分解時には写真のようにバレルが軸線に対して上方に傾きます。

スライド後退時はこんな感じ。

分解時にはこの様にスライドが傾く。

後はフロントサイト用のアリミゾ切って、ABS板からフロントサイトを作ります。フロントサイトの固定は2mmのイモネジを立ててフロントサイト上部より固定するようです。

スライドのアリミゾは手加工でやると、溝がかまぼこ状に成っちゃったり、溝幅が広くなっちゃったりしますが、よく切れるヤスリを駆使して切って下さい。
また多少失敗してもABS板やJBウェルドで修正できますので、頑張りましょう。

  
Posted by ひらりん@ at 17:57Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月18日

ベクター CP-1 GBB化 製作記02


握ると非常にグリップフィーリングが良い。トリガーセフティーも気になる感じではなく自然に解除される。

まずはCP-1をバラしていきます。この手の銃は見えるネジやピンを抜いて「おりゃっ」とスライドなんかを広げるとばらせます。
まだ売っているモデルならばベースとしては安いので、半分破壊覚悟で分解するのも良いのですが、もはやレアモデル。
慎重にバラしましょう。

バラして余ったピンは使うので取っておく。トリガー上方のピン穴は実銃にはないので埋める。

さて、実銃の写真と比べるとやはり少々短い感じがします。

実測すると全長は168mm程のようです。
各部アレンジも入っているようですがココは自分の感覚を信じて、スライド前部7mm尾部3mm伸ばして全長175〜6mmに成るようにしました。


尾部にはパテを盛りつけて3mm程伸ばす。

スライド尾部は全長に影響を与えないのですが、写真を見るともう少し尾部の長さがあって良いのかなと思いましたので延長します。

スライドを広げて分解する。

まずスライドですが、必要ないと思われる内側のレールやリブを削ります。
スライド前方にあるレールは残しておきます。

スライド内部はこんな感じです。

スライド後半部分のリブは全て削り取る

CP-1は分解時にスライドを一番後まで後退させて後を持ち上げて分解する方式です(ワルサーPPKやSIGP230のような感じ)。
またG26のインナーシャーシは前後2分割されているので、スライド側のレールも前後で2分割するような感じになります。
ガス作動の実銃ではフレーム前部のレールは存在せず、完全固定されたバレルがレールの役目の代用をするのですが、今回は前の方にも少しだけレールを設定しました。

スライド底面のレールは1mm*1.5mmのABS板を貼り付けます。
溶着系の接着剤を使いしっかりと接着しましょう。

スライド後部はエンジン固定用に左右1.5mm程の内張をしてやって、エンジン左右のガタを無くします。
またエンジン後部がスライドに固定できるように、3mmのナットを仕込んだブロックを接着してあります。


スライド全体の肉厚が薄いので、スライドのエジェクションポート回りに2mm位のABS板を、それ以外には1,5mm程のプラ板を貼り込んでスライドの肉厚を増しておきます。
バレルが固定なのでスライドとバレルのクリアランスをあまり大きく取らずに済みます。チルト式のショートリコイルだとロッキングラグとアウターバレルのクリアランスで苦労するのでその辺は楽かなと。

スライド加工を終えてエンジン搭載した写真。細々と加工をしているが、写真から読み取って頂きたい。

スライド前部左側。中央部の白いのは1.5mmのプラ板を貼り付けたモノ。スライドの左右も肉厚を増すためにABS板を貼り付けてある。

スライド前部右側。スライドの下端には0.5mmプラ板を貼り付けて少しだけスライドの高さを増している。

ちょっと長くなるので分けます・・・。
  
Posted by ひらりん@ at 17:37Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月17日

ベクター CP-1 GBB化 製作記01

ガス作動のCP-1。バレルはフレームに固定されているのでショートリコイル作動を再現しなくてイイ分、バレル軸線が低くGBB化するに当たってベースモデルの選定とアレンジに苦労する。

1.材料
まずは韓国製コッキング ベクターCP-1
昔は捨て値で転がっていましたが、今や割とレアものです。
でも友人の押し入れや、親戚の子供のおもちゃ箱に眠っているかも知れませんので、諦めず捜索すると有ったりして。発見されたらヤフオクに出品して頂けると嬉しかったり。

中身をバラしてしまった後の写真しか残っていなかった・・・。申し訳ない。全体にやはり短く見える。ノーマルのベクターはこの様にショートマガジンをモデルアップしていてコレもコレで格好いいので短いマガジンも作ってみようかなと思っている。
ココでノーマルのCP-1のお話しを少し・・・
全体の雰囲気はマァマァなのだが各部のライン、トリガーガードの形状スライドフレームのキャラクターラインetcが違う。何しろ全長が短いのは致命的で、それが玩具っぽさを増幅している。
フレームにあるVEKTORの刻印のフォントも似ていない。
でも、コッキング式で強度は十分。スライド・フレーム共に一体成形。9mmなので銃自体の内容積も大きい。等の理由からGBBするのにはイイ機種かも知れ無い。

中身はマルイG26 GBBとG17のマガジンです。
インナーバレルはG26のノーマルをそのまま使います。最終的にインナーバレルはアウターバレルに対して上方に偏芯してしまうので少し短い方が前方からインナーバレルが見えなくてイイかなと。
マガジンについてはG26のショートマガジンをベースに製作してもイイと思いますが、ガス注入に関してロングアダプターが必要になります。

後は何時もの各種ABS板。アルミパイプ・JBウェルド・瞬間接着剤等々です。

参考資料はGun誌96/4月号。TOYGUNと違って、ブラックモデルなのが精悍で格好いいっす。

紙資料のGun誌。Webでいくらでも資料があるとは言え、私は紙資料の方が好き。検索も苦手だし・・・。

後は色んなWebページ。ただ、モデルにはロットや販売地区によって違いがあるのでどのモデルを製作するかぴしっと決めてから進めましょう。今回はGun誌でレポートされたモデル(製品もコレをモデルアップしたっぽい)を目指す事にしました。

2.工具
コレは何時もの工具達です。

基本方針
・全体に10mm程短いので延長加工
・フレームを加工するので表面のシボ加工を再生しなければ成らない・・・どうしよう・・・。
・マガジンは92F系の方が幅が狭くてイイが、インナーハンマーである等からグロックベースで行く事に。
・ただしマガジン幅がどうやっても太いのでマガジンを削ろう。
・セフティ・トリガーセフティーは当然ライブに。赤い色が良いアクセントになってるし。
・トリガーは機構はグロック、形状はCP-1に合わせた形で製作。
・実銃の作動方式がガスディレイデッドなので、スライド基準面と銃身位置の距離が短い(上下幅がない)ので、インナーバレルとアウターバレルの軸線がずれるかも
・でも銃身固定だから何とかなるかな?

Gun誌に掲載されている右側面写真。上記のモデルと比べると色々違う様だ。ノーマルモデルの味を活かしつつ各所をコレに近づけたい。

という感じです。
  
Posted by ひらりん@ at 22:24Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記

2017年07月17日

ベクター CP-1 GBB化 製作記 序

実銃を知っている方は殆ど居ないと思われる「Vektor CP-1」 
製作するに当たってかなりの時間触っていたが、9mmのコンシールドキャリーオートとしては結構良い銃なのではないかと思った。
引っかかりは少なく、9mmパラ。レポートでは命中精度も良いらしい。トラブルがなければグロックG26のちょっとしたライバルになり得たのではないか?

Vektorと言っても最近のかっこいいアレではなくてCP-1をGBB化します。

今から20年程前に入手して放り投げてあったCP-1。コレにマルイのG26を入れます。

誰得な感じ・・・ツカそもそもCP-1を知っている方はどれくらいいるんでしょう。
実銃は南アメリカで開発されたポリマーフレームオートで日本に初めて紹介されたのが1996/4のGun誌。床井先生のレポートでした。
記事を読んでみると命中精度は良く、引っかかりの少ないコンシールドキャリーオートで、評価もそこそこよろしい様です。

しかしながらアメリカでの販売では躓き(落下による暴発があったとか)消えてしまったらしいですね。

TOYGUNとしては韓国製のエアコッキングがあったのみで、それも今や幻の逸品らしいです。

TOYGUNと実銃の写真を見比べてみるとまず全長が10mm程短くアレンジされています。
またそれの影響か各部のラインも微妙に違っているようです。

全長については何とか伸ばしつつ、各部のラインについても可能な限り修正するという何時もの方針で何とかGBBにしようってな感じで参ります。
  
Posted by ひらりん@ at 21:30Comments(0)ベクターCP-1 GBB化 製作記