2020年08月27日
Ruger Mk-1 GBB 製作記 02
ほぼ全バラの展開図。
なるべくベースモデルのパーツを無加工で使いたいと心がけてみた。
でもかなりのパーツに後加工が必要・・・
次はトリガー・ハンマーです。
この作例では「サブフレーム方式」を採用してみました。
実銃のMk-1は全体構成がプレスで、そのフレームに直接ハンマーなどを組み込んで行く感じなのですが、3DCAD>3Dプリンタでサブフレームを出力し、そこにハンマー・シア・バルブストライカー・バルブロック・セフティーを組み込んでASSYごとフレームに組み込みます。
組み上げたサブフレームASSY。
ハンマーピンの中央に穴が空いているのは、ココにセフティレバーのクリック用プランジャーが収まる為。
とその前に、RugerMk-1とLUGER P-08では少しだけグリップアングルが異なっています。角度にして2.2-2.5度くらいP-08の方がきつくなっています。
またマガジンの前後長も少しだけ長いので、フレーム内部に図のような部品を接着してマガジンを固定します。
コレをフレームの隔壁に接着して角度を整える。
もう一箇所はマガジンのボトムプレートの出っ張りを調整してガタが出ないようにするのだ
この部品の上部はサブフレームと組み合わさるように溝があり、サブフレームの下部を支えます。
サブフレームにはこれだけの部品を詰め込んでいます。
写真上方左の真鍮のパーツから、
バルブロック/バルブロックSP
バルブストライカーSP/バルブストライカー上方にストライカーガイドピン
シアSP/シア/シアアーム/シアの下シアピン
ハンマーASSY
写真左のイモネジは一個はセフティー軸検査部フレーム固定ネジ
もう一個は右側のサブフレーム固定ネジ
3Dプリンタ出力品のサブフレーム本体(PLA樹脂)
セフティーレバーベース/セフティーレバー
真鍮製のパーツは真鍮で削り出したり3Dプリンタで出力したモノを原形に、鋳造屋さん(アクセサリーなどを作っている所)にお願いして真鍮のロストワックスで作って貰いました。
原形の材質は割と自由がきくので、ハンマーシアなどの強度が必要な部分の製作にはイイと思います。特に少量生産を目論んでいる方にはうってつけかなと。
作動の様子は
ハンマー起きている状態
ハンマー倒れてバルブストライカーがバルブを叩く
トリガーバーがボルトに押されてシアと離れてハンマーが起きるけどバルブロックによってバルブストライカーは出っぱなし。
最後バルブロッカーが時間差で下方に押されてストライカーも元に戻る
となっています。
GBBではおなじみの作動シークエンスですね。
トリガーに関してはマルシンのトリガーが緩衝する部分を削り落とし、レーザーカット屋さんでカットして貰ったトリガーバーを組み込んでいます。
レーザーカットして貰ったトリガーバー。
材質はレーザー屋さんに在庫してあった普通の鉄板。非常に早く下手すると注文して明日には届く。
そして精度と苦労を考えると安い金額。
非常にお勧め。
ただし試作は手でやった方が早い気がするのは、私がCADに慣れていないからだろう。
試作では0.7位の鉄板を元に手で削りました。その形状を元にCADでDATA製作>レーザーカットとなりました。
さすがにレーザー、超綺麗に上がって来てしかも考えてたよりお安い感じで、コレもお勧めです。
トリガーバーには軸を打ってありますが、鉄板と真鍮棒は半田で接合できます。
今回製作したモノにはボルトオープン機構は付いていない。
実銃だとセフティーレバーを作動することでボルトをオープン状態でキープできるようだが。。。
Posted by ひらりん@ at 16:45│Comments(0)
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