スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2018年09月15日

M4 サバイバルライフル 製作記 02


M4の後継機であるM6と共に。折りたたんだ状態では双方同じ様な長さなので(M6の方は民生用でバレルが長いが)軍の要求が寸法に関してはあまり変わらないのではないかと思う

先ずは、上手く行くかどうか分からなかったアウターバレルの製作から行きます。

旋盤も無く、またテーパーパイプを削り出す技術もない私は懐かしのサンプロXP-100のABSアウターバレルを電動ドリルに噛まして良く切れるヤスリで削る 
必殺「手旋盤」することにしました。
この「手旋盤」・・・非常に危険な行為なのでよい子はまねしちゃダメですし、マネをして何があっても責任は持てません。

最悪指を無くしたり、大けがをする可能性があります。またケガをしない場合でも家具が壊れたり、制作物がおシャカになります。
特に今回のように長いものをヤル時は、リスクが非常に高いです。
私は欲求に負けてやっちゃいましたが・・・・

熱が加わりすぎないように冷やしながら、ABSアウターバレルの外形を約2mm程シェイプアップさせます。
出来上がる頃には部屋と体中ABSの粉まみれになりました。

まだあるサンプロXP-100のアウターバレルと削り出したバレルとその元になった図面。ネットに転がっている図面は解像度も高くて寸法を読み取って実寸まで拡大することで製作時の感覚がつかみやすい。図面って素晴らしいと感じる一瞬。

アウターバレルが何とかそれらしい形状になったらバレル基部を整えつつ、アウターバレルに補強のアルミパイプを通します。

次に考えるのはレシーバーとの接合ですが、約20mm径のネジなんて切ることも出来ないし、タップもダイスもその直径では持っていませんし購入するにしても高すぎます。
で色々とジャンク箱を漁って、丁度イイモノを発見しました。
ハドソンのMAD-MAXガスカートです。

懐かしのMAD-MAXガスカート。何でも捨てずに持っているもんだなぁと。

コレのリムと本体のネジ径が丁度良い感じ。材質もABSの様で接着も可能。
早速必要部分を切り取ってバレル基部に接着します。

この辺りは寸法が決まれば分解しないのでガッチリ接着する。バレル周りの剛性を考えると金属で製作したい所だが、旋盤購入まで我慢かなぁ・・・

ただ、ガバ用のチャンバーが大きいので実銃のようにロックボルトを外してバレルを外すことは出来ない仕様になってしまいました。
バレルを外すにはボルトを抜いてインナーバレルASSYを引き抜いてからバレルを回せば分離できます。

もう数ミリチャンバー部分の高さを詰められればそのまま分解出来そうなので、後でやって見るかも知れません。ジャムが怖いですが・・・

今日BLOGの投稿してから上記の改修作業を行いました。
今のところ分解は実銃通りに出来ます。ジャムの確認は可変HOPの穴の修正が終わってから確認してみます(穴位置ちょっと失敗しちゃったのでパテ埋め>修正中。


次にレシーバーですが、ABSパイプの27mmと24mmを組み合わせて外形27mm/厚さ4mmのパイプを作ります。
そのままでははまりませんので24mmのパイプの外形を少し落としてインサートします。
両者を溶着系の接着剤でガッチリ固めて先端部分の内側にMAD-MAXの雌ねじ部分を瞬着で接着します。

微妙に径が合わない場合は紙を巻いて瞬着を染みこませて外形を太らせる。あまり巻き数が多くなければ比較的芯は出るようだ。チャンバーの逃げのためにねじ山の一部を切り欠いてある

次にエジェクションポートやボルトハンドルの溝・レシーバー下側の溝をフライス盤で削り出します。

ココの寸法だしは実銃の図面を参考にガスガンとして上手く落とし込めるように開けていきます。

まぁABSなので後からリューターやヤスリで追加工が出来ますから、ガンガン行きましょう。
焦らずやればこの行程も手加工でイケると思います。

製作途中での構造検討・確認会議中の一コマ。大体イケそうな感覚はこの時点で判明。  

2018年09月15日

M4 サバイバルライフル 製作記 01


半田付けが慣れて来て、ABSの箱組みよりも強度が出せるようになった。昔少しだけやってた鉄道模型の技が役立った。

1,材料
アルミ端材 A5052 端材
アルミパイプ 直径15mm/13mm/12mm/10mm/9mmなど
ステンレスパイプ 直径18mm
真鍮板 1mm/2mm/3mm厚
真鍮パイプ 8mm他
真鍮丸棒 6mm/10mm
軟鋼棒 6mm
ABS版 1mm/2mm/3mm
サンプロ XP-100のジャンクアウターバレル(ABS)
ハドソン MAD-MAXのカート
東京マルイ ジャンクガバのマガジンとインナーシャーシ・シリンダー・チャンバー
社外 マルイガバ用ロングインナーバレル
色んなジャンクスプリング
色んなネジ 真鍮マイナスネジ各種>モノタロウ
色んなピン〔平行ピン/ロールピン)
ローレット加工してある棒12mm
1.4mm/1.7mm皿ネジ
その他色々・・・・

2.工具
真鍮の大まかな切り出しやレシーバーの切削加工・細かなパーツの切り出しに例の秘密兵器を使用していますが、時間を掛ければ手工作でも何とかなります。

バーナー>真鍮素材の半田付けに多用しました。半田は多用します.フラックスもお忘れ無く・・・。

M1.4mm/M1.7mm/M2.6mmのタップ
>細かな部品締結用ネジタップ。
M6mm*1mmのタップ

後は何時もの工具です。


基本方針
・初めはガスブローバックの機構を応用してリコイル付きのボルトアクションを考えていましたが、ディスコネクターやバルブロックなんかをシンクロさせるのが苦しい&マガジンガス容量の不安からブローバック(リコイル)機能を無くしたガスボルトアクションにすることに決定。

・パワーソース と言うわけでガス。エアー式も考えたんですがアクションが重くなるので止めました。

・全体の材質は…>フレームは真鍮板の半田付け・レシーバーはABSパイプの組み合わせで行くことに。アウターバレルの製作に苦労しそうなのでそこから始めることにします。

・発射機構は…>ブローバックガバのバルブロックを除いた響き打ちガスライフルに。

・ストック部分は軟鋼棒を気合いで折り曲げて製作

・バレルに可変HOPは装備したい。記事公開時には可変機構は未装備(イモネジ付ければ可変化可能)


3.資料
Web上の色々なページ 特に実銃の図面はサイコーでした