2017年06月16日
グリズリーウィンマグGBB製作記06
フレームの方がほぼ目処が付いたら、スライドの加工に入って行きます。
大まかな流れはスライド延長>グンゼの側面の移植>スライドトップに3mm厚のABS板を接着>スライドの「肩」の部分の成形>エンジン・バレルのすりあわせ工作>細かなこと・・・となります。
まずはスライドの延長をやっつけましょう。
大まかな流れはスライド延長>グンゼの側面の移植>スライドトップに3mm厚のABS板を接着>スライドの「肩」の部分の成形>エンジン・バレルのすりあわせ工作>細かなこと・・・となります。
まずはスライドの延長をやっつけましょう。
おもむろにスライドをカットしてますが。まぁ見てみて下さい。
場所はブリーチの前端、エジェクションポートの開口部より3mm後方にします。切った後にフレームに載せた写真がこちら。
いきなりスライドぶった切って、各パーツの構成を見てみる。
フレームは延長済み、インナーフレームも組み込み済み。
バレルを止めてマガジンを刺して、エンジン一式を閉鎖状態にしたところ。
この状態でハンマーが倒れて>バルブが開いて>ガスがエンジンに供給されれば普通にブローバック作動が始まる。
と言うか、バレル・エンジン(ノズル)・フレーム・マガジンをこの様な配置にすれば後はちょっとくらい合理性が失われても動いちゃうのだ。ガスブロ凄い!
ブローバック途中の各パーツ。
この状態ではもうBB弾はマズルから飛び出し、途中までブローバックしている最中。
スライド(マルイではピストンブロック込み)がこの辺りでマガジンからのガスをディスコネクトして(インナーシャーシ左側にある小さなパーツがグリップ方向へ押し下げられる)、もう少しスライドASSYが慣性で後退しつつ、シリンダーがシリンダーSPによって後方に引き込まれる。
スライドが最後部まで後退すると、後はスライドが前進しながらマガジンからタマを給弾して閉鎖する。
ガスの圧力がシリンダー内に入ってピストンを押し下げるのだが、その力の支点と成るのはチャンバーブロックとシリンダーブロックの接点なのだ。
.45WinMAGは.45ACPよりケース長で8mm長いと言うことですから、最低でもマガジン部(ブリーチ部分でも)で8mm、チャンバー部で8mmほど長くなると言うことです。
残念ながら私の所にある資料では真横から撮影して有る良い写真が無かったので立体資料たるグンゼのグリズリーも参考にしつつ、スライドの延長長を決めます。
仮装着したチャンバーと上手くかみ合ってます。またフレーム後方もキッチリ閉鎖しているようです。となると次にブリーチ部分を何ミリ延長するかなのですが・・・・。
色々考えた末に9mmちょっと延長することにしました。
この部分でスライドのブリーチ部を延長した。約9mm。
ノーマルスライドの内側のリブの意味を理解すると、この位置での切断>延長が一番スマートだと判断した。
何故8mmジャストでないのかは現物合わせ故に・・・言う事になります。
マルイのエンジン(に限らず殆どのモノ)はブローバック作動時にシリンダーが前方に残って暫くするとガスカット>シリンダーリターンSPの作用でシリンダーがブリーチに戻ると言う事になるんですが、スライド内側のリブの部分でこれ以上シリンダーとピストンが離れないように通せんぼしているのです。
よって、スライドの内側のリブを撤去して、シリンダーが動けるようにレールを付ければまぁいくらでもシリンダーストロークは伸ばせるのですが、アウターバレル(チャンバー)などに影響が出てくるので、これくらいがイイトコロかなと思っております。
エンジン作動量は現段階では約+15mmと言う事になりますかね。この辺はマガジンの完成を待って最終的に詰めて行きたいと思います。
最悪ノーマルのシリンダーを使用すれば、動くのは確実でしょう。
でもその前に、もうちょっとだけエンジンについて考えます。
ブリーチが長くなると言うことはブローバックエンジンのノズル先端も8mm前方に移動すると言う事になります。それに関しては単純にピストン前面を8mmほどかさ上げしてあげればいいと言う事になります。
ノーマルのシリンダーでは後の方が空いちゃう感じに成るのですが、シリンダーの先端は綺麗にチャンバーにはまります。
シリンダーの中にガスが入って作用する「ストロークが短い」状態になりますが、動くわけです。
今回はシリンダーも延長して、よりWinMAGのリコイルを再現しようと(ツカ確実にスライドをストロークさせたかった)エンジン排気量(シリンダー容積)も長手方向に広げました。
シリンダーの延長には、以前後ろの部分が割れてしまったガバのエンジンの残骸を切り取って暫定的にアルミテープで接着>延長し使用していましたが、10Mag程撃つと、やはり潤滑油が染みこんでテープの接着面がはげてしまってダメでした。
試作品のアルミテープで延長型シリンダーユニット。
左のピストンも8mm程延長してある。シリンダーも8mm程延長してストロークは16mmアップとしたのだが・・・
そこで、壮大な家探しの結果、昔のアルミ製懐中電灯の筒がストロークアップピストンの材料としてピッタリ。
家に転がってた大昔の懐中電灯の残骸。
いやぁ、何でもかんでも捨てないで撮っておくモンですなぁ。
この写真では分解してしまって筒だけの状態になってますが、昔の単三電池が盛大に液漏れしていてそのクリーニングに手間が掛かった。
コレを使用してロングストローク&少しだけボアアップシリンダーを製作しました。
ノーマルのシリンダーをこの様に切り取って、先ほどの筒を不圧バルブを押さえているパーツにネジ止め>そのパーツをノーマルの固定ネジに2本追加して3点止めにして、ストロークアップシリンダーを製作。隙間埋めには瞬着を流し込んだ。
もう数百発発射したが、壊れずに持ちこたえている。
まだまだ続きます〜
Posted by ひらりん@ at 21:13│Comments(0)
│グンゼ グリズリーウィンマグ GBB化 製作記