2017年06月17日

グリズリーウィンマグGBB製作記11

スライドを成形している合間にアウターバレルを延長しましょう。
インナーバレルも延長しようかなと思ったのですが、実射性能は5インチで十分ですし、6インチのモノが入手できなかった事もあって、ガバノーマル5インチのままインナーバレルは使用します。

Gun誌のレポートですとバレル長はガバの128mmに対して160mmと言う事でしたので32mm延長します。
まずベースにするのはMEU用の黒いアウターバレル。そこにS70のバレル部分だけを切り取って繋げます。
グリズリーウィンマグGBB製作記11
S70のアウターバレルを切断。この段階で寸法を間違えている。

ただし、内側に補強を入れないと折れてしまうので、外径10.5mm位で内径が出来るだけ大きい肉薄のパイプを探します。
コレが市販のパイプでは中々見つからず、家中を探しまくってようやく見つけたのが何かの折に貰った「LED付きボールペン付き指し棒」の胴体でした。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
左の方のキャップをとるとボールペンが顔を出し、そのまま引っ張ると指し棒になり、右手のボタンを押すとLEDが点灯するという、スパイグッズのようなプライズ品。何でもかんでも取って置くモノである。NO!断捨離!

グリズリーウィンマグGBB製作記11
この指し棒のLED部分をばらす。必要な部材は真ん中の白いパイプ。我が家では私がノギスを持ちながら家中を物色する姿には慣れっこのようだが、端から見れば不審な行動だろう。

コレをバラして目的のパイプを入手して、補強材として使います。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
内径・外径共にピッタリ。気持ちいいくらいピタッと決まった。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
繋ぐとこんな感じ。本文にも書いたが、この段階で8mm程長くなっちゃってる。後で直した。

まっすぐに繋いで、継ぎ目に黒瞬着を流し込んで、ヤスって完成。後でサフ吹いて塗装しましょう。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
この様に綺麗に繋がり、強度は十分なモノになる。円筒状のモノの仕上げは「多角形」にならないようにすることと、繋いだ場所が痩せないようにすることが肝心。あて板をした紙やすりを斜めに捻る様にサンディングすると綺麗に仕上がる。

ちなみに写真では8mm程計算間違えてロングバレルになっちゃってます。後で気づいて8mm短縮してます。

またチャンバー部分は、グンゼのチャンバーカバーにカッチョイイ刻印がされていますのでステンレス製のそのカバーをアウターバレルに接着します。
長さはチャンバーのロッキングリセスの1個先まで。其れによってチャンバー側のロッキングリセスは一個になっちゃいます。リアリティを求める方はリセスをもう一個追加するのもイイでしょうが、不安要素を抱えたくなかったんで潔く無視します。
それよりもチャンバーカバーを貼り付けた分チャンバーが太ってショートリコイルし辛くなりますので、チャンバーカバーのバリを良く磨いて、スライド内側を少々広げましょう。コレをしないでムリに動かすと色んな所が壊れます。ムリは禁物。ガタガタにならない程度にクリアランスを取りましょう。
スライド内側を削るには例の15パイの真鍮パイプに紙やすりを貼り付けてガスガスやると良い感じです。
削りすぎると良くないので様子を見ながら抵抗無くスライドが動いてバレルが後座する感じにします。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
45WINMAGの刻印が素敵。

スライドの方はほぼ終了なのですが、ストロークアップエンジンについて少々追記を・・・。
まずはエンジン全体

グリズリーウィンマグGBB製作記11
ノーマルエンジンと比べるとノズル位置が約8mm前進している。またシリンダーリターンSPはWA方式に変更。スプリング取り付け位置はもっと後の方にしたかったのだがシリンダー本体の薄い肉厚のアルミパイプにネジを立てたくなかったのであえなくこの位置に。

基本的な構成はマルイのノーマルエンジンです。シリンダーリターンSPが引きバネに変わっているのが大きな変更点ですね。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
シリンダー。前のページで紹介した様に負圧バルブ部分とシリンダー部分を継いでいる。シリンダー横に出っ張っている出っ張りをこの位置に作れたので、ストロークは約8mmアップに出来た。

シリンダーはこの様にストロークアップしてます。ノーマルが約26.5mmコレは33.8mm。7.3mmのストロークアップですね。
写真では引きバネ下に小さなプラスネジが確認できると思いますが、コレとその反対側、後ノーマルの上からの3点でノズル前部と後部を固定しています。
シリンダーボアは14.95mm。ノーマルは13.95mmなのでボアも1mm程大きくなってます。
ボアが大きくなってしまった関係でノーマルのピストンカップは使えないので、ジャンクボックスに入っていたカスタムピストンヘッドに少し大きめのOリングを組み合わせて使用しています。ただこの設定が、良いのかどうかは今後色々とtestしてみないと判りません。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
ちらりと見えるのが(多分)PDIのピストンヘッド。その左側のスペーサーはミニ4駆のローラー2コ。ABS板から作ろうと思ったのだが、コレで良いやと。

作動を見てみると

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閉鎖状態。ノズルのすぐ前にはバレルASSYが有り、ガス流入口にはマガジンのガス吐出口がくっついている。のだ。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
ブローバック折り返し地点。この写真だとシリンダーが動いている様に見えるが、スライドとピストンASSYが後方へ動いている。この段階でシリンダー内部からガスが排出され、リコイルSPの力でスライドは前進を始める。まぁその前にシリンダーリターンSPで、シリンダーがピストン側に引き込まれ次弾の装填業務を行う準備もする。

この様に動きます。

シリンダーユニットの延長が上手く行ったので、スライド内側の「シリンダーユニットをこれ以上前進させない壁&シリンダーユニットのレール」を加工・調整します。

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スライド内部左側。「ココの段差」という壁でシリンダーユニットがそれ以上前進できない様にブロックする。またシリンダーユニットがスムーズに前後できる様にブリーチにあるガイドレールを延長する形でレールを延長する。

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スライド内部右側。ココも元々あった段差を利用する。左側と同様にレールも延長。

この壁はノーマルのスライド内側にあるモノなのですが、加工したシリンダーユニットが上手く止まる様に、また先端部分はもう少し前に出る様にすりあわせて下さい。
ストロークの長さは、シリンダーユニット横に生えているレールガイドの位置によって決められてしまいますから、スライドに組み込んで、様子を見ながら設定しましょう。

グリズリーウィンマグGBB製作記11
シリンダー最前進状態。この様にリターンSPが見えちゃうのが残念。

ココまで行けば発射まであと少し。


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