2017年08月28日

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
長いリコイルSPガイドがナカナカ見つからず苦労した

さてスライドです。

基本モナカ構造&内部に余裕&基本ガバ系列と言う事で慎重に寸法取り・正確な工作・少しのアレンジで何とかなります。

まずは右側です。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
ブリーチを乗せてあるがこの様に寸法的には素直に組み込める

スライドレールはガバ系と比べると少々薄いので、ココは思い切って1mm厚のABS板で厚みを増します。スライド後端の形状バランスが少し変わってしまいますが、ココを実銃準拠にしてしまうと、色々と工数が掛かってしまうので、ガバ寄りにします。

当然のことながらコッキングエアガンに必要なリブや突起は全て切り落としてあります。左右のスライドの位置を決めるダボには金属のロールピンがはまっているのですが、接着時に邪魔になるので、プラ棒で置き換えます。

スライド内側の内容量はガバ以上有るので、エンジンなども割と余裕で入ります。

スライド右から見ていきます。

スライド最後部。
この様な構成になりました。エンジンのブリーチ部分の後半はセフティーが通るように削ってあります。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
レールの厚みを増やしているのが判るだろうか?

エンジン収納部分。
現物合わせにてブリーチが綺麗にはまるように側面にプラ板などを裏打ちしておきます。またシリンダーが前後できて、しかもある程度でそれ以上前にスライドしないようにシリンダーレールと隔壁を作ります。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
この辺りでシリンダーの前進をブロックする。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
ABS板やプラ板などでレールや固定リブを作る

エジェクションポート部分。
強度とレールの上部のためにABS板を裏打ちしています。またエジェクションポートの後ろ側にはアウターバレルが当たるようにスライドの厚みを増やしておきます。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
中央の黒い部分が裏打ち部分

スライド前方部。
ブッシングががたつかず、しっかりはまるようにプラ板やパテなどで成型します。左右割りになっている状態で出来るだけ工作を終わらせると楽できますが、左右を接着しないと判らない問題など有りますので、ある程度の目処が付いたら勢いで接着しても良いでしょう。ダメならまた割ればいいですし。。。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
この部分は左側と仮組みしながら製作していく


続いてスライド左側

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
ブリーチをこっち側に移して

こちらも右側と同様の工作をすることになりますが、舐めてかかると左右を合わせたときにブリーチのセンターズレ・スライド左右の平行/垂直、レールの歪みなどの問題が出てきます。
ですので頻繁に仮組みしてブリーチを入れてみたりバレルを動かしたりして様子を見て下さい。
また接着後少し時間をおいてから工作をする方が歪みが少なくなるでしょう。


スライド最後部。
こちらも右側とほぼ同じです。最後部の隙間などを上手く誤魔化して下さい。この辺りは射撃時に一番目に付くので、丁寧な工作をすると良い感じです。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
ピッタリ収まる様に・・・

エンジン収納部分。
こちらも右側とほぼ同様ですね。エンジンの固定はマルイと同じようにほんの少しだけスライドを広げてエンジンを取り出す感じです。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
右側と同じ様に加工

インナーレール部分。
マルイのガバのスムーズさの重要部品であるスライド内側に取り付ける亜鉛製のレール。コレはスライドストップの削れを防止すると共に、スライドのスムーズな作動に大きく関わっている部品です。
コレを取り付けるには、スライドストップの場所を基準として、スライド内側を大きく彫り込まなければ成りません。
幸いにも一体成形ではないので、リューターや彫刻刀ヤスリなど持っている工具を総動員して何とか納めて下さい。
このパーツが有る/無いでは作動の安定性に大きく違いが出てきます。
まぁ彫り込むと行っても、大部分は殆ど掘らずに済みますので、気楽にやって下さい。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
レールをネジ止めする部分はABS片をしっかり貼り付けてそこにねじ穴を開けて止める。このパーツはスライドのフリクションに大きく関わるので無くても動くが、何とか取り付ける。

スライド前方
ブッシングをキッチリと固定するためには写真のような感じではダメでした。
スライド左右を接着した際に、ブッシングにかなりガタが出たので、後にパテで断面が円筒形になるように作り直しました。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
このままではダメでした。仮組みしてみるとガタガタで、左右を貼り付けた後、パテ盛って円形に成形する。

である程度納得したら左右を接着します。
接着には例の流し込み接着剤と、JBウェルド、高強度瞬間接着剤を使ってガッチリ接着させましょう。
また、貼り合わせ部分の隙間などをしっかりパテ埋めして元々一体成形であったように見せましょう。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
接着剤を流し込んで、左右のズレを確認したらガッチリ挟んで一日放置。スライド後方の黒い所はセフティーレバーを切り取ってABS板で埋めたあと。セレーションも切り直してある。セフティーを回したときに割と目立つのでキッチリ成形する。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
中央に出来る隙間をJBウェルドなどで埋めておく。

バレルブッシングですが、どうも実銃のブッシングはガバのノーマルと比べると少し大きいように見えます。昔のガバにはブッシングの形がちょっとおかしいモノがあったはずと思って、倉庫を漁ると・・・有りました。昔のコクサイコッキングガバ。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
左がマルイ/オートマグ3のブッシング。右がコクサイのコッキングガバのブッシング。ラインが似ている

このブッシングは少々大きく、オートマグ3のモノと比べても良い感じ。
コレをまた独特の形状に成形してOK。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
この様に成形

リコイルスプリングプランジャーは多分WA用のカスタムパーツを加工。長さ的にもっと長いものの方が良かったんですが、希望の形状のモノ(6インチ・ブッシング仕様・ガイド穴アリ)がなかったのでコレで妥協します。
アルミパイプなどを組み合わせて製作しても良かったのですが、取り敢えずコレで。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
コレの右側の出っ張りを切り取って使用する


左右貼り付けたスライドの写真を幾つかお見せします。

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
スライド後部のセフティーレバーの部分を埋めてセレーションを掘り起こすのはタガネが良い

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
エジェクターはノーマルのモールドを彫り込んでアルミのL字材で製作して貼り付ける

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
結構スライドの肉厚が厚い

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
こんな感じ

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
こんな感じ

マルイ オートマグ3 GBB 製作記05
もうちょっと内側綺麗に作れば良かったなぁ


同じカテゴリー(東京マルイ オートマグ3 GBB化 製作記)の記事画像
マルイ オートマグ3 GBB 製作記06 終
マルイ オートマグ3 GBB 製作記04
マルイ オートマグ3 GBB 製作記03
マルイ オートマグ3 GBB 製作記02
マルイ オートマグ3 GBB 製作記01
マルイ オートマグ3 GBB 製作記 序
同じカテゴリー(東京マルイ オートマグ3 GBB化 製作記)の記事
 マルイ オートマグ3 GBB 製作記06 終 (2017-08-29 00:42)
 マルイ オートマグ3 GBB 製作記04 (2017-08-27 00:05)
 マルイ オートマグ3 GBB 製作記03 (2017-08-26 16:37)
 マルイ オートマグ3 GBB 製作記02 (2017-08-25 01:01)
 マルイ オートマグ3 GBB 製作記01 (2017-08-24 00:39)
 マルイ オートマグ3 GBB 製作記 序 (2017-08-20 12:03)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。