2018年09月20日
M4 サバイバルライフル 製作記 08

仕上げ塗装終了後のほぼ完全分解写真。もう一つ分解してない所があった。インナーシャーシ・・・インナーシャーシからはバルブロック・ディスコネクターなどを抜いてある。
続きです。
ちょっと特殊なのはハンマーSPをバレル軸線を平行に設置したことでしょうか。
ハンマーSP(ストラット)の角度を変えるとハンマー軸とストラットの軸・ハンマーSPのテンションの角度の関係が崩れて、ハンマーが倒れなくなりますので、ハンマーのストラット軸をずらしました。
この加工を行うには手加工だと難しい感じです。リューターで出来ない事はないと思いますが・・・ ハンマーの中心部分に3mm程のスリットを切ってストラットのピン穴を開けるんですが、あまり大きく開けると強度的な不安が有るので慎重に。

ハンマーのストラットのピン位置が変わっている。またシアのリターンSPも板バネではなく、小型のコイルSPをシアの上部前側に仕込んである.GBBのオートマグ3とほぼ同じ。
ハンマーSPは東京マルイガバメントのモノを使用します。ハンマーSPのテンションがハンマーダウン位置までしか効かない(響き打ちにする)様にハンマーストラットの長さを決めて、ハンマーSPが伸びきらないようにSPテンションを制限するピンも付けておきます。
トリガーは写真のような構成です。指の掛かる場所は図面によると約5mm厚ある様なので2mmと3mmの真鍮板を重ねて削り出し、1mm真鍮板をコの字型に曲げたプレートに半田で接合&念のためネジで補強しました。トリガリターンSPはジャンク箱にあったキックバネを仕込んでいます。
シアには内径3mmの真鍮パイプをネジ止めしてトリガーを引くとシアの下側も後方に引かれてハンマーをリリースする形になります。
トリガーとシアを繋ぐトリガーバーも真鍮製です。
セフティは2mm厚の板をS時型に曲げて、操作ノブを10mm真鍮棒に溝を入れたモノを半田付けします。
セフティー機構は単純にトリガーと噛み込んでトリガーをロックする方法です。

トリガー・セフティー周りの様子。シアの下方にトリガーバーが塡るように内径3mmの真鍮パイプをネジ止めしている。レバー比が約三倍になっているので、トリガープルはそんなに固くない。

セフティーON。トリガーの上部とセフティーのカブが噛み込んでトリガーをロックする。
セフティーレバーはクリックのためのプランジャー&SPも組み込んでいる。
セフティーレバーにはクリックさせるためのプランジャーもつけました。プランジャー&SPが入っている穴は2.5mmで貫通させて、反対側からイモネジで蓋をする方法だと組み込みが楽になります。

中央部の金色のピンがセフティーレバープランジャー。組み込み時にはレバーを組み込んだ後に反対側から組み込んでイモネジで蓋をする。その下のM6長ナットはフレームとの結合用。
レシーバーの後部ブロックにはフレームとの結合のための長ナットを取り付けます。
インナーシャーシの右側はフライス盤で肉厚を0.5mm程落としていますがこの加工はしなくても行けたと思ってます。
フレームの内幅は19mmですので余裕はあったかと・・・。
コレで本体周りはほぼほぼ終了です。
Posted by ひらりん@ at 14:08│Comments(0)
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