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Posted by ミリタリーブログ at

2018年08月16日

M6スカウトライフル 製作記 01

中折れ式の銃をお飾りにせず作動させて遊ぶにはある程度の強度が必要。
この強度確保のために金属部品を使用するのだが、その実現のために凄い時間が掛かった。

1,材料
アルミ端材 A5052 25mm厚 20mm厚>ヤフオク
アルミパイプ 外径15mm/13mm/12mm/10mm/9mmなど>モノタロウ
真鍮板 350*170 1mm厚>材料屋さん
真鍮パイプ 12mm他>モノタロウ
真鍮丸棒 6mm>モノタロウ
ABS版 1mm/2mm/3mm/5mm厚>モノタロウ
ガスブローバック用ガスバルブ2コ
6mmガスホース タケノコ>モノタロウ
東京マルイ 電動ガン用バレル2セット>ヤフオク
色んなスプリング>モノタロウ/ジャンクパーツ
色んなネジ(マイナスネジ/ヘキサネジなど)>モノタロウ/ジャンクパーツ
色んなピン(平行ピン/ロールピン)>モノタロウ
色んなOリング>モノタロウ
Eリング>モノタロウ
ボールベアリング>ジャンクパーツ
その他色々・・・・

2.工具


本業で使っている事務所が、すっかり工場の様に成ってきた。でもコレを入手して工作の幅が広がった。

今回の製作ではコレがなければスタートできませんでしたの中華製フライス盤
とそれに伴う各種刃物、フライス盤本体のベアリングやギアの修理、フライス関係の本を数冊。
なんだかんだで10万円以上掛かりました。


このほかにも多種多様なドリル刃を駆使した。15.1mmや12.1mmのドリル刃は中々持って無い気がする

刃物に関しては写真のような刃物を主に使用しました。
正直言って、間違った使い方をしているかも知れませんし、危険な行為があったかも知れません。

ロータリーテーブル>円形状に削り出す際に必要だったくるくる回るテーブル。
ヤフオクで購入。プロが使うモノだったらしく恐ろしく重いです。が、回転は非常になめらかで、思ったように造形できました。セッティングに時間が掛かるノは仕方ないかなと。
アルミブロックの円形形状部分の削り出しに使用しました。

ロータリーテーブルは凄く重い。腰を入れて持たないと間違いなく腰をやられるタイプのヤツ。

ダイヤルゲージ>各種芯出し等に使用。レバータイプの安いヤツがモノタロウにしかなかったです。

上記の2コ+αはかなりハードルの高い逸品ですが、これらががなければ出来ない領域に足を突っ込めた経験、もう一つの趣味であるバイク関連のパーツ作成が出来る事を考えると安い!とは言いませんが「買って良かった」とは思ってます。

バーナー>真鍮素材の半田付けに多用しました。


半田は金属工作用のヤニ無し半田を使用する。フラックスも必須。

写真左側のバーナーが一番使えましたが、炎の範囲が狭い小型バーナーや半田ごて(130w)も併用しつつ作業しました。

M12mm*0.5mmのタップ>蓄気室の蓋取り付け用の特殊タップ。
M9mm*0.5mmのタップ>放出バルブ取り付け用の特殊タップ。
M5mm*0.5mmのタップ>注入バルブ(MGCTYPE)のタップ。
折れたM3mm*0.5mmのタップの頭を平らにした非貫通穴用タップ。
M1.4mm*0.2mmのタップ>細かな部品締結用ネジタップ。

以前ならこんな特殊なタップは入手が難しかった。モノタロウさんありがとう。

これらタップの下穴用のドリルも必要です。8.5mmや11.5mmなどあんまり普段使わないサイズです。

後は何時もの工具です。


基本方針
・カート式にするかどうか>実銃が6mmBB弾よりも口径が小さい.22だし、実射性能を考えたり、カートの製作〔量産〕を考慮に入れるとカートレスに決定。

・パワーソース>機構面からも、ガス式一択

・全体の材質は…>ヒンジ部分の強度の問題が有るのでアルミ材を主体とした全金属製・・・ライフルだからOK

・安全面>全金属で製作する事もあって、銃刀法や武器等製造法に違反しないよう注意しないと。

・発射機構は…>ガスバルブを使用した響き打ちハンマー方式・上下の切り替えは実銃を模してバルブを2コ付けてのハンマー切り替え方式

・ストック部分は真鍮板を折り曲げて製作

・下段バレルの.410の方は何とか散弾方式にしたい。パワーによっては1発装弾時のパワー制御もしなければ・・・

・上下バレル共に可変HOPは装備したい

・資料にしたGun誌1984/01ではクロスボルト式のセフティーが装備されているが、バルブ位置の関係でセフティーレスになってしまいそう… 極初期モデルはセフティーレスだったとの事なので後で考えよう

・一先ずフライス盤の習熟が急務。精度はともかく怪我しないようにしなければ・・・・


3.資料
Gun誌84/01号
Web上の色々なページです。
  
Posted by ひらりん@ at 21:30Comments(0)M6 スカウトライフル 製作記

2018年08月16日

M6スカウトライフル 製作記 序


もう30年位前になりますか・・・。当時、鉄砲関連の情報も今の様に無い時代、私の興味をかき立てる銃を知りました。

「M6 スカウトライフル」〔サバイバルライフルとも)
これを知った後、何とか製作したかったのですが、中折れ式と言うことで、強度的にプラスティック素材で製作する事は無理と感じ、以後心の中に「いつか造りたい銃」として残っておりました。

時は経ち、安価なフライス盤が出回り、各種工作部材も入手可能になり、自分の工作スキルも少しだけ上達して、若き頃に造りたかったM6を一から製作することにしました。


造ると決めてからは、BLOGの更新もお休みして、中華製フライス盤を購入し、各種部材を集め、失敗を繰り返し・・・・半年がかりで漸く公開出来るようになりました。

途中写真なども撮影する余裕もなく、製作記とするには少し物足りない記事となりますが、今の私が出来うる最大限のリソースをつぎ込んだ自作エアガンを観て見てやって下さい。


基本的な構想としては、可能な限り実銃を模した構造にすることを目標に、安全性と実用性を市販品レベルに落とし込みたいと考えました。

四半世紀見続けたオッサンの夢。どうなりますやら・・・

仕上げていない状態での試射動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=PBL6tDv_Bhk
見てみて下さい  
Posted by ひらりん@ at 16:44Comments(0)M6 スカウトライフル 製作記