2020年08月20日
MGC M76 GBB化 04

ほぼ全バラ状態の図。
実銃がシンプルなだけ有って、総部品点数は少ない。
次にGBBでは非常に重要な「バルブストライカー」と「バルブロック」を組み込みます。
実はM76のGBB化を始めた際に、M11の中華製Co2マガジンを使って制作し始めたのです。
ARー15系のCo2マガジンではバルブロックのないモノも有ったので、Co2で有ればバルブロックが無くてもストライカーだけで十分動くと思っていましたが、そう都合よく行きませんでした。
何しろM11用のCo2マガジンの燃費が非常に悪い事や作動が安定しない事からCo2マガジンの採用を取りやめて、マルゼンの134aマガジンを使用することにしました。
フロンガスマガジンを使用すると言うことは、必然的にバルブロックが必要と言うことで、ボルト周りとストライカーだけで簡単にGBB化すると要った野望は潰えることになります。
でも苦労の甲斐あって、そんなに容量の大きくないM11マガジンでも調子よく動きます。
さてバルブストライカーですが、ボルトに直接出っ張りを生やしてそれがマガジンのバルブを叩くというのが、最も単純で効率の良いやり方(実際KSCやマルゼンのM11はそうしている)なのでしょうけど、今回はボルトの一部がバルブストライカーを叩いてそれがマガジンのガスバルブを叩くという構成にしました。
実物ですと見づらいので、模式図を見て下さい。

図の右側が銃口方面。
ボルトが前進して、下面のアゴが、バルブストライカーを叩く。
ストライカーには溝が切ってあってバルブを叩いた位置で、バルブロックが上昇。暫くガスバルブの開放を続けさせ、ブローバック動作を助ける。
ボルトが一定位置まで後退すると、バルブロックが下降。同時にストライカーが定位置まで戻る。
で、実際のストライカーの動作はこの様に動きます。

ボルト後退状態

ボルトが前進、チャンバーからBB弾を咥えて、チャンバーに押し込みつつバルブストライカーが最大位置まで前進。

ボルトが後退して少しの間バルブを開き続ける為にこの位置でストライカーは停止。その後写真1枚目の状態に戻る。
ストライカーは外径10mm内径6.1mmのアルミパイプ(昔のなんかのバレル)をガイドパイプとして、6mm真鍮棒をストライカー本体とします。
ガイドパイプ部分のアルミパイプを、後方はボルト下方に、前方はマガジンバルブ部分にと、前下がりな感じで斜めに通します。

少々見づらいが、斜めに通っているバルブストライカーが見えるだろうか?
しかしながらM76はアッパーレシーバーが一体成形でマガジン後方部に隙間が無く、工作しづらいです。
そこで、マガジンウェル前方から思いっきり穴を開けて、ガイドパイプを通し、固定してしまいます。
開けちゃった穴はABS板にて塞いで、成型します。
ストライカー用のガイドパイプの固定が出来たら、バルブロック用の穴を開け、写真の様に動作すればOKです。
Posted by ひらりん@ at 21:07│Comments(0)
│M76 GBB製作記