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Posted by ミリタリーブログ at

2017年06月17日

ハードボーラー7インチ マルイGBB化 製作記02 終


ガバは5インチに限るよね!と言う原理主義者の私もロングスライドをいじってみるとこれはコレで良いなぁと思ったり。

で、次はフレームです。
フレームの方はまずワイドトリガーが収まるようにして、MGCのモデルガン用のワイドトリガーを装着。


ワイドトリガーはこう言ったモデルには非常に似合う。装着は少し面倒だけれど効果は高い。マルイのトリガーの溝は少々上下高が大きいので、トリガーを1mm程度上下方向に大きくしてやらないと上手く行かない。今回はトリガー上端に1mmのプラ板を接着した。

セフティーレバーはセミワイド、スライドストップもロングタイプに変更します。
Gun誌98年11月号では、グリップセフティが珍しい形で掲載されていましたが、ココはノーマル形状をチョイス。
ツカ、あの形状のグリップセフティーは作るのかなりメンドイ。

グリップはラバータイプのモノを装着。しかしながら「AMT」のメダリオンなんて存在しません。そこで、オーダーメイドのはんこ屋さんに原形を依頼しました。
通常のはんこと違って左右反転しないで製作して頂き、型取ってパテで複製>金塗装。

左:はんこ屋さんで作って貰った左右反転していないメダリオン。
中:それを複製したシリコン型。
右:シリコン型にパテを充填して作ったメダリオン。小さな気泡は根性で埋める。

で、問題の「銀塗装」です。

今回使用したのはキャロムショットの「チタニウムシルバー」完全乾燥させる事で表面硬度が上がると言う事と色合いでコレにしました。
本来ならばメッキ仕上げをしたい所ですが、個人ではコレが限界です。
完全文鎮モデルなら模型用のメッキに近いシルバーがありますが、作動させたり、外に持ち出したりと言う事だと強度的にちと心配。また表面にクリア層を重ねると作動も心配なので今回はこれで。。。


フロントサイトはマスキングしてブラックパーカーで塗り分け。

全体構造はこんな感じ。



バレルはキャロムショットのジルコニアクリスタル スプレーでコーティング。

ハンマーはマルイ1911タイプのハンマー。
スライドストップはどこだったかのロングタイプ。
セフティーレバーも何処かのカスタム品。
グリップセフティはノーマルマルイ製。
バレルブッシングもノーマル・・・これらの黒染めを落としたモノ

リコイルSPブッシングはモデルガン用の6インチ
マガジンはマルイのシルバーモデルを購入。


マルイもこの手のガババリエーションをたくさん出せばいいのに・・・。


ともかくも「マルイエンジン」をWA系のスライドに乗せるという目標は達成できました。
タダ、決してお気軽なコンバートではないので、お勧めできませんね・・・・。
  

2017年06月17日

ハードボーラー7インチ マルイGBB化 製作記01


7インチスライドとも成ると、スライドストップを掛けてもスライドストロークが足りない無い様な感じがする・・・。

さてさて、まずは加工するにしても、 何にしても邪魔なスライドのメッキの除去です。
新日本模型のハードボーラーのメッキは、車のエンブレムか!と言うくらいビカビカのクロームメッキでして、メッキの程度が良かったとしても、ちょっとイマイチな感じです。

友人に話を聞けば「酸が効く」とのコト。硝酸・硫酸・塩酸などが頭をよぎりましたが、まずはサンポールを購入。プラスティックバットに原液を丸々一本投入後、スライドをジャポンと。

部屋の中に放置しようとしましたが家中がトイレの臭いになってしまうので、ひとまず屋外放置します。

で、2日後。イイ具合にメッキが取れ始めましたが一部分は無反応に近い感じ。金属被膜を酸で溶かしているので、反応が収まっちゃったのかと思って、スライドを洗浄した後にまたもう一本サンポール投入。

一回目のサンポール浴後のスライド。反応が強く効いている所と全く効いていない所がある。

ヒビが入っている所がパリパリと剥がれるかと思ったが、そうはいかなかった。

で放置。

1日後・・・少し反応は進んでおりましたが、セレーション部分やスライド後部なんかはイマイチな感じ。仕方ないので少しヤスってもう一本。

全部で一週間経ってようやく全部のメッキが落ちました。


メッキが綺麗に落ちたスライド。刻印の奥の方も綺麗に落ちた。刻印が浅いモデルはメッキを力技で落とすと、刻印が消えてしまうので科学の力を使った。

メッキ落とすだけでサンポール3本。きっと液温等をもう少し上げれば反応が良かったのかも知れませんが、ひとまず綺麗に落ちたのでOKかな?

次は面倒なので塩酸を購入してやって見ようかと思ってます。


で見慣れぬ真っ黒い7インチスライドにマルイのエンジンを当ててみます。
「なんとか入りそうだな・・・」

と言うわけで、早速リューターでエンジンが収まるように彫っていきます。大丈夫。同じガバをモデルアップしているんだから収まるはず。

信じて、彫って、エポキシパテを充填して、エンジン押さえつけて、シリンダーリターンSPの収まる溝を掘って、何となくエンジンは収まりました。

リューターでガリゴリ・・・

エポキシ金属パテを押し当て・・・。

ヤスリでヤスって・・・・。

リアサイトを取り付けるベースを再生させて・・・。

何とか収まった・・・・・。

でマルイのフレームと組み合わせてみると、スライドとフレームのかみ合わせが凄く違うことを発見。スライドのレール高さが約1mm程マルイの方が狭いのです。

仕方ないのでスライドレール内側に2mm幅に切り出した1mm厚のABS板を貼り付け。

またスライド内部にマルイ特有のサブレールを取り付けられるように加工してスライドは終了です。

バレルは、グリズリーの時と同じようにアウターのみ延長。丁寧に継ぎ目を消して塗装します。


Gun誌を見てみるとメインSPハウジングだけ黒いみたいなので流用。
  

2017年06月17日

ハードボーラー7インチ マルイGBB化 製作記 序



AMT ハードボーラー7インチモデル。
ぱっと見、新日本模型の仕上げ直しに見えるかも知れ無いが、中身はマルイ。なのでマガジンからのガス漏れはまず無い。

ヤフオクで新日本模型のハードボーラー7インチのスライドのみのジャンクを入手しました。

入手したスライドは、メッキにダメージがあったのと、その上から銀塗装されていて残念な状態でした。

WA関連のパーツが私の手元には殆ど現存していないので(昔現役だった頃には常に10丁以上のパーツのストックがありました・・・)、誰かにあげちゃおうかなとも思いましたが、マルイガバ系のパーツは一杯あったので、エンジン&バレルASSYをマルイのモノにコンバートして、マルイのハードボーラーとして復活させることにしました。

資料はGun誌の98年11月号、巻頭からのJACK氏のレポート。一緒にオートマグ3やJAVELINA(iAi製の10mm*25オート 7インチ)が載ってたりしてこの手の「長いガバ」系がお好きな方には堪りません。

新日本模型がモデルアップしたハードボーラーはこのレポートの個体とは若干違っていて、フロントサイトやリアサイトなどに違いがあるようです。

まぁ製造された時期によっても持ち主のカスタムによっても多少は変わってくるでしょうから(刻印なんかも実銃はレーザーによる焼き付けっぽい)、あまり気にせずに「WA系のスライドにマルイエンジン・バレルを組み込むtestケース」として気軽にやり始めちゃいました。

組み込みには少々難儀したが、普通に動く。
ロングスライドが「ガッシャコン」と動く様はナカナカ面白い。
ノーマルガバと打ち比べると「ですよねー」と言う撃ち味の違いがある。
  

2017年06月17日

MGCキャスピアン マルイエンジンGBB化 製作記03 終

前後長も伸ばしたので、.38スーパーっぽく見えると良いなぁといった感じのマガジン。元が9mmのダブルカラムマガジンとは言え、シングルガバのマガジンより元気が良い。

マガジン工作です。
マルイのSIGP226のマガジンを使用します。

P226マガジンの下側のマガジンバンパーを側面と面一に成る様切除して、ABS板の積層でマガジンバンパーを取り付ける感じです。

ノーマルのマグバンパーを切り取る

また、マガジンの前後長が少し足りないので3mmのアルミ板を背面にネジ止めしました。

マガジン上部バルブの上アタリの干渉する場所を削って、スライドストップが動く様に1.4mmのネジをマガジンフォローアに立てて大体終了です。

マガジンフォロアーのネジはやる気がなくなっちゃって暫定的に取り付けたモノ。コレでスライドストップを押し上げる。
お見苦しいモノを見せちゃって済みません。
またマガジン上部でフレームに当たる場所を削ったりしている。

バルブの上の部分の彫り込みはこんな感じ。

3mm程マガジン後部を伸ばしたのでマガジンバルブにノッカーが届かないかな?と思いましたが、P226のマガジンバルブはガバのマガジンより少し長い様で、バルブノッカーなどの延長せずに普通に撃てました。

とまぁこんな感じでひとまず終了です。

ただ、S70スライドにボマーサイトを乗っけようとしてエライ苦労しましたが・・・。

ひとまず完成ですが、この銃でシューティングマッチに出るのは厳しいですね。耐久性や堅牢性についてもう少し研究しないとムズイかなと。

  

2017年06月17日

MGCキャスピアン マルイエンジンGBB化 製作記02

MEUピストルのスライドに入れ替えて。この状態でも全く問題なく作動する。ただ、何かモダンすぎる気がする・・・

さて、今回はフレームのみの工作の予定ですので、サクッとイケると思っておりました。

初めに入手したモデルがHWだったので写真はHWのモノとノーマルウエイトのモノが混じっております。

まず入手したHWモデルですが、スライドストップ辺りのフレームが欠けていてその修理からです。そのことで早めにヤバイと気づいていれば・・・
修理的には破断面をヤスリで整えてABS板を張り、成形するだけなので簡単です。
今回は「耐衝撃瞬間接着剤」を利用しましたが、最近使って良い塩梅のJBウェルドが良いかもしれません。

欠けたフレームの破片は当然のことながら存在しないのでABS板による修理と成るが、HW材は強度的にこの様な修理をしても持たないことが多い。

で、フレーム後端をマルイのインナーシャーシがはまるように削り込んで、OKかなと。

マルイのインナーシャーシを組み込む時はバルブノッカーロックスプリングの逃げをフレーム内側に作らないといけない。
リューターで彫り込むのだが、コレのせいで折れちゃったのかも知れ無い。

またフレーム前部もインナーシャーシがはまるように内側を削ってやります。

この部分、かなり分厚く成形されている。

その状態でフレームにスライドを乗せてやると、コレがまぁダストカバーがちょっと短い。仕方ないので少し延長しておきました。

スライド後端をフレームに合わせるとこんな感じに・・・めんどくさいなぁもう! 色々いじる前に確認しておけば良かった。

で、こう。

インナーシャーシは始め切り飛ばさずに、一体のまま入れるつもりでしたが、マガジンが思いの外幅が広くて前後に切ったあと、マガジンに当たる部分をカットします。

今回はこの部分でインナーフレームをカットした。

で、前後に分かれてしまったインナーフレームの軸線を出しやすくするために、写真の部分に真鍮線を打ち込んで前後の軸線が出るようにしてあります。

ちょうど右側のレールの中心に真鍮線を打って後のフレームと軸線が出るようにしてある。
右側スライドレールのレール部分は殆ど3*3の棒状になっている。向こう側が透けて見えているのが判るだろうか?

そんな感じで順調に工作が進んでいた矢先に、一番大事な部分、フレーム後端がぽっきりと割れてしまいました。全然力を加えてない感じだったのにポロッと・・・

全く力を入れていないのにぽっきりと。

ココまでやった手前、この個体を修理して使おうかなとも思いましたが、割と重要な部部なので、仕方なくノーマルウエイトのキャスピアンをヤフオクで購入しました。

キャスピアン計画自体を止めようかなぁと思ったんですけど一番初めにマガジンの工作をしてしまったために、マガジンが惜しくてもう1丁買うハメに。。。

インナーシャーシの収まり具合はこんな感じ。

スライドストップの長さなんかも微妙に違う。サムガードやグリップの一部も削り込まないとマルイのスライドストップが取り付けられない。

購入したノーマルウエイトモデルはかなり使い込まれた個体でチェッカリングが潰れていたのも有って、ヤフオクで紙やすりグリップ(キャスピアン純正)を入手。
それを取り付けるべくグリップ前方のチェッカリングを埋め・削りしてあてがってみたところ、見事にラインが合わず。
仕方ないので、フロントのチェッカリングが無い状態で、ノーマルグリップ仕様として仕上げました。

紙やすりグリップは実際に付けてみるとそんなに格好良くなかった&ラインが合わない。このフォルムの方が良い感じだと思ったりして。

まぁ、組み込み自体は割と簡単なのですが、セフティーには少し苦労しました。マルイのセフティーとMGCでは軸からの距離が違って、上手く着かないのですよ。インナーシャーシはマルイのモノですのでマルイのセフティーが着けば話は簡単だったのですが、結局MGCのセフティーとマルイのシアにネジ打って削って何とか作動するようにしました。

各部分は写真をご覧下さい。

またご質問など有ればお答えできると思います。

次はマガジンです。
  

2017年06月17日

MGCキャスピアン マルイエンジンGBB化 製作記01


初めの目論見では、フレームだけ作ってスライドはMEUかなんか乗せればいいかなと思って居たが、乗せてみるとモダンすぎてあの時代に合わなかった。
で、ボマーサイト乗せたスライドを製作したが、コレが何とも辛い作業になってしまった。
しかし苦労の甲斐あって、ネオクラシックな感じに纏まったと思う。


1.材料
まずはMGC製キャスピアン。
今回はジャンクセットのオマケのような形で入手しました。HWモデル。しかしこのHWというのが後に重大な問題を引き起こします。
もしマルイGBB化したいという方は迷わずノーマルウエイトモデルを選択して下さい。
MGCキャスピアンのHWモデル特有の持病らしいのですが・・・・。

ベースモデルと成りますので、中古を入手するとしても外観の綺麗なモノがお勧めです。

今回はマルイガバメント系のスライド完全互換を目標に、スライド周りはノーマルを乗せるというコンセプトで製作していきます。

次に内臓となるマルイ製ガバメントモデル(どのモデルでも大体OK)。
ガバの中で組み込みに使うのは、インナーフレーム一式・スライドストップ他細かなパーツです。既存のスライドを乗せて遊ぶというのならフレームのみの入手でもOKです。
キャスピアンのフレームパーツもそこそこ使います。

マガジンは色々検討した結果マルイ製SIGP226を使用します。9mmダブルカラムだったらどれでも良いかなぁと思っていたら、そうでもなかった・・・。各社マガジンの寸法に幅があるのですね。

選定の決め手は、ガスルートパッキンの形状です。マルイの場合 DEシリーズ・Glockシリーズ・M9シリーズ・その他GBBシリーズ でガスルートパッキンが違います。
言い換えれば、DE/Glock/M9以外は共通のガスルートパッキンを使用していることになります。

そうなればガスルートパッキンの位置とエンジンのガス流入口位置をキッチリ合わせられれば、(バルブの位置という問題はありますが)作動すると言うことになります。


それに1mm厚のABS板・1.4mmの小ネジ・ガンブルー・などなど。
細かなモノは後で紹介していきますが大体こんな感じ。。。。かな?


参考資料は別に無し。MGCのキャスピアンに組み込んでいくだけです。

2.工具
コレも追々写真などでご紹介しますが、ざっと今、思いつくモノを列挙します。
デザインナイフ・カミソリのこ・カッターの歯・デジタルノギス・棒ヤスリ各種・紙やすり各種・スポンジヤスリ各種・ニッパー・ラジオペンチ・万力・ピンセット・ピンバイス・ドリル歯各種)・タップ1.4mm・ABS用接着剤・耐衝撃瞬間接着剤・黒い瞬間接着剤・瞬間接着剤の硬化促進剤・爪楊枝・リューター・各種ビット・両面テープ・金属用エポキシパテetc・・・・

工夫と気合いを駆使してフライス板や旋盤が無くとも出来るところまで頑張りましょう。


基本方針
・スライドはマルイ完全互換を目指す。
・マガジンはP226を使用。しかし、マガジンバンパーなど工作多そうなので量産はムズイかも
・出来ればキャスピアン純正の紙やすりグリップにしたい
・サムガードの仕上げはどうしよう・・・・
・セフティ・・・マルイのモノは取り付けられ無いっぽいからちょっと面倒かも

と言う方向性で行くことにしました。

ノーマル(ではないか)のMEUと。目標通り、スライドを入れ替えてもどちらも快調に作動する。

次回からフレーム工作です
  

2017年06月17日

MGCキャスピアン マルイエンジンGBB化 製作記 序

 
他のハイキャパモデルと比べるとクラシカルな風情が漂うキャスピアン。グリップした感触はどのハイキャパよりも細い。

ハイキャパガバと言えば、STI・SV・PO辺りが有名所です。それぞれにtoyGun各社がモデルアップしていますね。
で、それ以外のハイキャパはなんか無いのかい!と言えば、スプリングフィールドアーモリーのキャスピアンがあります。

かつてMGCからアフターシュートGBBとして発売されていましたが、プレシュートGBBの波に乗れず、忘れ去られたモデルと成ってしまっていました。

ある日ヤフオクのジャンクを漁っていたときに、何丁かのセットの中にキャスピアンがあって、入手してしまいました。
実際に触ってみると、中々握りやすいし、カッチョイイ。でも中のメカは、まぁあの頃のショボイプレシュートGBB。

そこで、フレームASSYをマルイGBBに置き換えて、適当なマルイのガバスライド乗せて現代GBBとして復活させてみようと成りました。

やって見るとかなりの難物でした・・・・。簡単に行くと思ったのに。
  

2017年06月17日

グリズリーウィンマグGBB製作記13 終

さて、最後の大物マガジンの製作に入ります。

基本方針としては、BB弾のリップ&ガス吐出口の位置は変えずに、バルブ部分をバルブノッカーが叩ける様にするという風に決めました。
するとバルブを叩く方法は3つ。
・バルブノッカーを延長
・バルブを延長
・バルブとノッカーを繋ぐパーツを新設
この中で、上2つは強度や角度の問題で止めました。残るは3つめ。

フレームが軸線に平行に延長した手前、マガジンは斜めになっている関係から単純に延長しただけではバルブとノッカーの関係がずれます。
適当に書いてみた図面でもそれが判りますね。

作業中に書いた汚い漫画絵。写真中央のマガジンを延長したときのバルブ位置のずれ方が判るだろうか?バルブを真っ直ぐに延長しただけではバルブ位置が上方へ3mm位ずれてしまう。
延長分のバルブコネクトピンは大体こんな感じ。スプリングの類は一切入ってない。純正バルブに接触させている。
マガジン延長部をアルミ板の積層で作ったので、階層別に切り欠きを変えることが出来た。苦労した甲斐があった。

で、マガジン後部に9mm厚の延長プレートを取り付けて、そこにバルブコネクトピンを仕込むことに成りました。

8mm厚のアルミのブロックなんて手に入らない&加工が出来ないので、3mm+2mm+2mm+2mm=9mmと言う構成で進めます。

アルミ板をひたすら切り出して、4枚をキッチリと止めるべくネジ止め。ノッカーコネクトピンやマガジン上部の切り欠きを各アルミ板にケガいて穴を開けたり削ったり・・・

切り出して、角穴の位置を決めた状態。

左右の外側にある穴はマガジンに止めるねじ穴。それより内側の4つの穴は4枚の板を繋ぐねじ穴。1,4mmのネジは8mm長のモノしかなかったので一気には止められずこの様に成った。

4枚を積層したら、マルイのマガジンの装着します。このとき接着でも良いかなぁと思ったのですがトラブル時に修理不可になってしまうので1.4mmネジで止めることにします。

マガジンに穴を開け、タップを切るのはとても怖い作業ですが、マガジンの肉厚が厚いであろう部分に、ピンバイスを使って慎重に穴を開けます。深さは4mm程度。内タップで3mm程の深さでネジが切れれば強度的には問題ないでしょう。

延長部分のパーツ。上にちょこんとあるのがバルブコネクトピン。適当な金属で作った。多分アルミパイプに真鍮線を厚入(たたき込んだとも言う)して製作。
マガジンに開けたねじ山もガス室を貫通せずに出来た

そうして全てのパーツを組み込んで、銃に装着。

緊張の一瞬です。


動きました。
弾道も普通のマルイガバと同じ感じです。
リコイルはノーマルガバと比べると重めで迫力有ります。ボアアップ・ストロークアップの恩恵があると思ってます。
でもマルイのDEと比べると物足りない感じ。今後の課題ですかね。

リアサイト回り。エジェクターのモールドも削り取って別パーツをインサートした。

リップセフティー回り。ノーマルガバとも少し違うグリズリー独特のライン。

色々と追記・・・・・
ガスカットのタイミングについてですが、ノーマルのモノより5mm程遅らせています。この辺は少しづつ試しながら決めていくのが良いのでしょうが、現状で動いちゃっているんでイイかなと見て見ぬ振りを決め込んでいます。
またガスカットを遅らせたことにより燃費は悪化しています。フル装弾は撃ちきれません。ただ実銃ではこのサイズのマガジンですと7発装弾ですので、ぶっちゃけ7発打ち切れれば十分です。以前サバゲをやってた頃、リアル装弾にこだわってやってましたからその辺は私としては問題ないですね。

スライドストップはグンゼのモノを使用します。マルイのマガジンフォローアに合うように内側の出っ張りを調整します。

リコイルSPガイドはマルイのノーマルガバのモノにバッファー2枚重ねです。

リコイルSPプランジャーは前から取り出せるように後部の耳の部分を切り落としました。

ブッシングはノーマルです。

リコイルSPは何かのジャンクSPです。このスプリングレートも悩ましいところでして、もっと多様なスプリングを試してみたいですね。

ひとまずコレでグリズリーウィンマグのガスブローバック化改造は終了です。

 


2017/08/19追記
発射シーンの動画を撮ってみました

  

2017年06月17日

グリズリーウィンマグGBB製作記12


ミレットタイプのフロントサイト。ミレットはこの手のGunには人気のようだ。
単純なホワイトドットタイプの方が見やすい気がするが、ターゲットシューティングや実際の狩猟では意味があるのだと思う。

フロントサイトを製作します。
実銃ではミレット(初期はウィチタ、.50AEのマーク5ではボマーらしいですが)を装備しています。
Gun誌のJackにはチンドン屋と言われていましたが、特徴的なレッドポイントが良いので、再現してみます。

実はグンゼのノーマルにはそれらしいモールドがあるので、それをベースにレッドポイントを埋め込んでみたいと思います。

まず、グンゼのフロントサイトのモールドを頼りに彫り込んでいきます。1mm幅のタガネやデザインナイフを駆使して彫り込みますが、写真のように万力などでしっかり固定しないと刃を滑らせて失敗もしくは怪我をしちゃいますので注意です。


モールドを彫り込むの図。使っているのは模型用の幅1mmのタガネ。丁寧にやれば綺麗に彫り込める。

で肝心の赤い部分ですが、ウチに転がってたこいつの屋根を頂く事にしました。この赤いプラ材を縦長の凸の字状に切り出してフロントサイトの溝に接着。

何故かウチにあったスカイラインRSのプラモ。貴重なモノなのかどうでもイイモノなのかは不明だが、成仏して欲しい。

こんな感じで接着。こうしてインサートしておけば塗装がはげることもなく、質感も良い。ただ実銃はどうもペイントっぽいので、オーバークオリティだったかも。

外形を削りだしたら、マスキングして>塗装。でもノーマルのフロントサイトの溝に赤い塗料を塗るだけで良かったんではないかとも思いますが、何となく・・・・自己満足ですね。

スライドへの取り付けは四角い穴を綺麗に開けるのは面倒だったので、真鍮線で足を生やしつつ、1.4mmの小ネジでも留めるという感じで固定しました。スライド内側にネジ頭が飛び出さないようにネジの頭の分逃げを作りましょう。
真鍮線の足はホンの短いモノでOKです。あまり長いとネジが斜めに止める関係上、浮いてしまいますので・・・。

真鍮線はこの様に接着後、長さ1mm程に切る。

この様にネジ止め出来る様に穴を開けて1.4mmの皿ネジで固定。真鍮線を仕込んだのは「回り止め」の為なのだ。

リアサイトはグンゼのモノを使います。実はMGCにもミレットサイトが存在したのですが、入手してみるとグリズリーには大きすぎてダメでした。
グンゼのモノはヒケ多く、ABS製なので交換したかったのですが、再仕上げして使うことにします。
サイト自体は再現性も良く、良い出来なのでこれはコレで良いかと。

サイドにあるヒケは黒い瞬着で埋めて面出し。サイトブレードにあるヒケはモールドを全て削り落として面出し>モールド復活>ホワイトの墨入れで完成です。

リアサイトのホワイトのラインを彫り込んでいるの図。両面テープでデザインナイフの刃を定規代わりに貼り付けて彫り込む。ココで使用するのは0.5mm幅のタガネ。出発点と終着点に深い傷を入れてその2点を繋ぐように掘る

チンドン屋らしい派手めな風合いになったと思います。

こうやってアップで見ても良い出来のグンゼのリアサイト。刻印もリアルだし上下左右の調整も効く(クリックはない)。各部の引けを取ってやれば十分だ。



  

2017年06月17日

ご挨拶

こんにちは。ミリブロでは初めまして。また昔を知って居られる方お久しぶりです。

出戻ってきてしまいました。15年程前に離れて以来、色々と細かいモノなどに手を出して鉄砲を近づけないようにしておりましたが、やっぱり戻ってきてしまいました。
よろしくお願いいたします。

さてこのブログでは、ひとまず主に「ガスブローバック」に拘って色々製作していこうと思います。
基本は「動かないモデルをGBB化する」と言う事になると思います。
その際には出来るだけ実物に近づけたいなぁと思いつつ、出来る範囲でやっていきます。

またブログの更新も暫くは、yahooの方で公開していたモノの転載が中心になります。

しかしながら同時に新作の製作も行っておりますので、その内新作の様子を公開できるようになると思います。

今のところは工作とリアルタイムでの公開というのが難しいので、工作>途中写真>完成>記事書き>完成写真>公開という流れに成るので、暫く更新されないなぁと思ってもその内んがーと一気に公開する感じになると思いますので、更新が止まっても生暖かくお見守り下さい。

各ブログの記事で、ご質問など有りましたらお知らせ下さい。
  
Posted by ひらりん@ at 00:57Comments(0)ご挨拶や連絡事項