スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2017年08月21日

ステアー M-GB GBB化 製作記 03

でっかい拳銃なのだが結構撃ちやすいのだ。

フレーム左

フレームの左右は同時進行で行う

スライドストップの穴位置、テイクダウンレバーの補強、グリップ裏のフレームの形状変更など、修正点が判るだろうか?

左側も右側と同様にインナーシャーシなどが入る様に各部を削ったりします。
この記事では左右のフレームを別々に説明していますが実際には仮組み>バラし>調整>仮組み・・・・と言うループをひたすら繰り返して形にしていきました。楽なのは加工だけですね。

今回はこの左側フレームにメインSPを仕込むための隔壁を設定しましたが、コレは左右どちら側でもOKです。左右で大きな工作を分けた方がパテや接着の待ち時間の間に反対側を加工できたりしますが、大して効率は変わらないかも。

2mmABS板工作。色々な部分の厚みや分解しやすさなどを考慮しながら進める

ハンマーストラットを組み込みし易い様に、調整する

メインSPはPX4のハウジング共々ユニットとして取り外せる様にします。

ハンマーSPハウジングはフレームを接着した状態を想定して難なく組めるかどうか確認しながら進める

この様に差し込めるのならば、フレーム接着してても大丈夫

メインSPハウジングの下側を切り飛ばして写真の様に加工した後、隔壁にスライドしてはめ込める様にします。注意したいのは必ず左右フレームを仮組みした状態で分解・組み立てが出来る様に製作する事です。

ハンマーSPハウジングの下側に分解時につめが引っかけられる凹みを付けておく

価格が安いモデルをベースにする場合、左右分割されたフレームを強固に接着し、仕上げ直す事で一桁違う高級感と剛性感を出す事が出来ます。
その際分割された構成を元に作ってしまうと、接着後に組み込めない!と言う事態になってしまうので十分に注意しましょう。
では初めから接着してしまえばいいと思いますが、やはり加工のしやすさを考えると左右割りした状態での工作の方が圧倒的に楽なのです。

よって最終段階まで左右に割れたモノで内部メカを納めて、最終段階で接着して外観を仕上げるのがイイと思います。


この様に2mm厚のABS板を切り出して穴同士を繋げて、形状を整えた後フレームに接着する

フレームの左右グリップに隠れる部分は長方形に穴が空いていますので写真の様に加工したABS板をはめ込んで接着して、実銃の「肉抜き穴」と同様の形状に直しています。
やはり、角が鋭角になっているより円形の方がクラックなどの発生防止になるのでよろしいかと。

細かな所は写真参照して下さい。


インナーシャーシ

フロントインナーシャーシは最終的にこの様な形状に削り倒しました。

左側面。バルブロッカーも厚みを減らす

右側面。マルイ特有の「蓋」も削って同じ厚みに

PX4のリアシャーシは前後共にかなり肉厚だったので、強度は問題無かった物のフレームとの摺り合わせには非常に手が掛かりました。

運良く、フレームの内幅とインナーシャーシのレールの一番狭い部分が良い感じの寸法だったので、その厚さを目安にザックリとリアシャーシの厚みを落とします。

大体の厚みはこんな感じ。結構な肉厚リアシャーシなので強度は問題無さそう

その後、リアシャーシ後部が上手くフレームに収まる様に削り、フレームに納めます。

リアシャーシ右側面には蓋をする様に一部が別パーツと成っていますがこの固定ネジはフレームと共締めする事で固定します。

この写真の形状が最適解ではないので、現物合わせをしながら上手く組み込んで下さい。

  

2017年08月20日

マルイ オートマグ3 GBB 製作記 序


迫力のロングスライド、ガバで言うと7インチ相当の長さ

実銃はマイナーモデルなのに何故かモデルアップされたオートマグ3。
マルイのエアコキとしては意外にそこそこ人気があるみたいです。
低年齢層に「同じ値段なら長くて大きい方が強そう」と言うことで、結構売れている様です。

実銃は.30カービン弾を使うと言うことで、ニッチ市場では人気があるようなのですが、やはり作動はあまり良く無く、後に.44Magが撃てるオートマグ4、50AEが撃てるオートマグ5などが出ましたが、それも現在ではDEシリーズがあるためにどうもマイナーモデルと言う事らしいです。

Gun誌90/5月号でTurk氏がレポートしていますが、ジャムが多くトリガーバーが抜けるなどのトラブルがあって不評でした。
私自身は少し野暮ったい感じで昔はあまり好きではありませんでしたが、最近ちょっと良いかもと思ってます。
兄弟機に「オートマグ2(.22口径マグナム)」「オートマグ4(.44マグナム)」「オートマグ5(.50AE)」が存在しており、気が向いたらオートマグ5は作って見たいですね。

マルイのオートマグ3はこのTurk氏がレポートした個体をそのままモデルアップしたらしく、フレームNo.も同じA01211となっています。全体のフォルムは少し太いのかな?と言うくらいで他は良く再現されており、キッチリ仕上げることで、そこそこ見られる銃になりそうです。

またエアコッキングガンという事で強度面の心配はないし、モナカ構造と言うことで、内部構造の工作も楽に行えそうです。

何気に簡単に事が運ぶのではないかと、期待しておりますがどうなりますやら・・・。

  

2017年08月19日

動画撮ってみました

今まで製作したGBBの動画を撮ってきました。


スーパースローは画質がヒドイですが1000fpsなので許して下さい。
今度sonyのカメラでも買うかなぁと・・・。

MGC M645 GBB


MGC M745 GBB


マルシン オートマグ 


グンゼ グリズリーウィンマグ GBB


マルイ オートマグ3 GBB


マルイ ステアーGB GBB


どれも発射シーンだけの短い動画ですが、観て見てやって下さい.
外気温は30度ほど、そこそこの風、薄曇り〜晴れ。
モデルは友人のM氏です。

撮影機材:Nikon D7000 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
     CASIO EXILIM EX-FC100

各リンクは各作品の「終」ページに書き足しておきます。
  
Posted by ひらりん@ at 20:49Comments(0)エアガン改造記

2017年08月19日

ステアー M-GB GBB化 製作記 02

中古で購入したら偶然AUSTRIA刻印だった。ナカナカ発見出来ない。


まずはGBをバラしましょう。
見えるネジ・レバーなどを外して適当にバラします。

スライド側面のセフティーレバーはダミーで接着されているので、注意深くこじって外します。中央部の軸の辺りだけで接着されているので慎重に。
スライドストップははめているだけっぽいので簡単に外れます。

東京マルイの固定ガスガンやコッキングガンは価格の安さもあって命中精度以外は軽視されがちなのですが、ディティールの再現や部品構成など多少の問題は有れども、かなり頑張っていると思います。
特にこのGBで特筆なのは、バレルブッシングに当たる部品がきちんと実銃と同じ様に回転して分解させるという構成になっているのです。また材質もダイキャストなので、GBB化する際にも助かりました。
またアウターバレルも実銃の様な凸凹が付けられてあり、マルイの妙な気合いを感じます。


ノーマルのGBはこの程度だがスライドを引く事が出来る。驚くのがバレルに段が付いている事だ。

と言うか全体的に内部構成はともあれ実銃に似せようとしている部分が多くて、嬉しくなります。
機能的には全く関係ないのにトリガーバーのディスコネクトをダミーで再現してたりもしてます。これだけで2パーツも使っているのに驚いた次第です。

グリップパネルの上にちょこんと見えているのがダミーのディスコネクター(トリガーバーの一部)。ノーマルGBには全く関係ない部品だがマルイは再現している。

全体をバラしたら、内部の要らないリブなどを除去します。チャンバー部分はフレームと一体にしたかったのですが、インナーフレームを仕込んだり、調整のための分解の為にやむなく切り離しました。

今回は製作途中の写真を撮らないで進めてしまいましたので、フレーム左右を接着する寸前の写真を元に説明していこうと思います。

フレーム右

フレーム右側の内側。ほぼ最終段階。接着寸前の状態。

フレーム右側の外側。表面のシボ模様はザックリと落としてある。

さて、スライドストップの軸の穴を開けるのですが、マルイノーマルのスライドストップ軸の位置とトリガーの軸が微妙に合わないので、実銃写真・マルイのGBなどを検討しつつ写真の位置に開口しました。
トリガーバーの移動距離のマージン(=トリガーストローク)を考えるとなるべく下方に開けたいのですが、スライドストップの位置との兼ね合いがあるので適当な位置に決めます。

写真中央の銀色のリングがある所がトリガー軸の穴。

インナーシャーシの壁面がある左フレームとは違って右フレーム側には金属で軸を保持する事が出来ませんので、軸穴の保護を目的に、内径5mmのステンレスパイプを長さ2mmにしたものを軸穴に仕込んであります。

PX4のフロントインナーシャーシを仕込むのですが、フレーム・インナーシャーシお互いの強度と相談しながら削り込んで納めます。フレームにインナーシャーシが収まる様に成ったらインナーシャーシを固定する2mmねじ穴を開け、固定出来る様にします。

フレーム中央部。グレーの部分はJBウェルド。

GBのフレーム右側方上部にはトリガーバーを内包する膨らみがあります。マルイのGBは前側半分だけ再現されていますのでそれを写真の様に後部まで延長させて、膨らみが出来たら内部のフレームを削り取ります。
この部分のフレームを切り取ってしまうとトリガーを引いたときのフレームの強度が弱くなるので、膨らみはそこそこ強度が出る様に作ります。
でもあまり厚く作るとグリップと干渉しますので、何度も仮組みしながら製作します。

トリガーバーをカバーする膨らみ。かなり力が掛かる部分なのでしっかりと強度を持たせたい。

フレーム後部はインナーシャーシが収まる様にリブなど取り払いますが、PX4のインナーシャーシはかなり大きいので側面・後部共に削ぎ落とします。

フレーム後部。フレームのレール部分はABS板やパテでしっかりと補強する。

インナーシャーシは最終的に左右幅は約18mmまで幅を落としますので、インナーシャーシのサブプレートを止める突起も削る事になります。
コレに関してはインナーシャーシの固定もかねてフレームと共締めで固定します。

リアシャーシ。側面が銀色になってる所は幅つめ済み。黒い所はまだ削ってない場所。この部分も本体と同じになるまで削る。

それから、グリップスクリューの受けの金具をジャンクガバ辺りから持ってきて内側から打ち込んで固定します。


グリップスクリューの受け金具を内側から打ち込む。マルイガバから奪ったが、少々長いので少し長さを詰めている。

それとマガジンを差し込んで見て、着脱に抵抗がない様に少しだけ内側を広げます。

フレーム内側も少々削ってマガジン脱着がスムーズに成る様削る。 中央に見えているのはマガジンキャッチSPをはめる為の筒。
  

2017年08月19日

ステアー M-GB GBB化 製作記 01

すぎるかなぁと言う刻印も表面を磨いて塗装すると、丁度良い感じだったりして

1,材料
東京マルイ「ステアーM-GB」
マルイのステアーは4000円ほどで売られていましたので、流通量はかなり多いです。新品でも中古でもジャンクでも割とよりどりみどりです。が、スライド右側面の刻印が「MADE IN AUSTRIA」になっているモデルと「MADE IN JAPAN」になっているモデルが存在します。
多分、初期型のみAUSTRIA刻印なのだろうと思いますが、このAUSTRIA刻印モデルを探すとなるとちょっと苦労します。

また中古モデルではダミーのスライドストップレバーが欠損しているモノが多いですので、そこも注意が必要です。
それと程度に関しては使い倒されて傷だらけのモノと買ったは良いけどすぐに押し入れ行きになった様な個体との差が激しい気がしますので中古に関してはよく吟味して購入しましょう。

東京マルイ「ベレッタ PX4」
中身はPX4を使います。選定の条件としては、デコック機構がある事・マガジンの幅/角度が丁度良い事が決め手になりました。
M9でも良かったのですが、何となくPX4にしました。
結果的に色々なパーツの事でPX4ベースにして正解でした。

ただ、PX4はバラしにくく、組みにくい銃でしたねぇ。

後は何時もの材料です。

2.工具
コレも何時もの工具です。

基本方針
・フレーム表面のシボは実銃はもっと粗い感じ&加工で傷が付く+左右接着する事から、再生必須
・ガス作動なのでCP-1の時の様にバレル軸線が合わなそう。インナーバレル上方偏芯で何とかなるかな?
・バレル(チャンバー)をフレームと一体にしたいけど、インナーシャーシとの関連でそれが出来るか・・・
・セフティーはデコックだけ、レバーはセルフリターン。マルイのGBのレバーはプラ製。またホワイトメタルで製作か??
・スライドストップもプラ製。コレもホワイトメタルか?
・トリガーはGBをベースに。トリガーバーを製作する事になりそう・・・
・今回はスライド前方のレールは設けずに、バレルをレール代わりに。>実銃と同じ構成
・可能な限り実銃の構成を再現したいなぁと
・スライドストップのリターンSPが実銃のパーツリストにないのだけれど、追加するかどうか
・ハンマーはPX4とGBを継ぐ感じで
・ハンマーSPなどはPX4を流用してSPテンションであまり悩まない様に

という感じで製作を進めていきます。
  

2017年08月18日

ステアー M-GB GBB化 製作記 序

かなりの大型拳銃だが非常にグリップしやすい。何気に良い銃だなと。

先日アメリカの新しい正式拳銃が決まったようですが、前回の米軍正式拳銃トライアルの時にベレッタM92Fに負けてしまった銃の一つが「ステアー M-GB」です。

実銃は総弾数18+1発というファイヤーパワーを持ち、ガスディレイテッドの作動方式によりバレル固定で、命中精度もそこそこ良し。部品点数も少なく・・・と良さそうに見えたのですが、実際にはトライアルで全く歯が立たず敗退したという歴史があります。
母国のトライアルにもグロックに負けてしまっていますので、何か足りない銃だったのでしょう。
実銃の撃ち味は結構マイルドと言う事でで評判はそんなに悪くはない様なのですがね・・・

ただ、アメリカで販売されたアメリカ製のGB(ロガックP-18)は出来が悪く、その辺りもこの銃のマイナーさに拍車を掛けているのではないかと思います。


さて日本でM-GBはマルイからガスフィクストスライドで販売されています。

大柄な実銃をよく再現していて、スライドも(少し)引く事が出来て、細かなギミックも有って、ナカナカの名作だと思います。

しかし残念ながらマルイ製GBは2017に販売中止となってしまったみたいですが、市場に豊富に出回っていますので、入手は簡単です。

今回はこの銃をGBB化していきたいと思います。
  

2017年08月10日

タナカレッドホーク アラスカンカスタム 製作記


カッチョイイ。リボルバーはバレル短いのに限るなぁとか。

友人と話をしていて「アラスカン」というカスタムモデルがあるというのを聞いて、他の工作の合間に製作してみました。

昔からリボルバーは短いモデルが好きだったので、ノリノリでイっちゃいました。

ベースにしたのはタナカ レッドホーク .44Magモデルです。本当なら.454カスールモデルが良かったんですが、程度と価格のイイ中古がなかったので取り敢えず.44Magモデルでの製作になりました。

さて、取り敢えず分解ですが、バレルはフロントサイトを取り外した後にイモネジを外す事でアウターバレルが外れます。

で、そのアウターバレルのマズルクラウンを使います。写真のように切り取った後外形を20mm程度に落とします。

こんなにふっとい円筒形の外形をを綺麗に削るのは何気に難しい。今回は電動ドリルに適当な棒を取り付けて、中に差し込み、回転させて「簡易旋盤」方式で削った。

同時にインナーバレル・バレルスリーブを長さを合わせて切り詰めます。
バレル周りの構成はこの様に成ります。


もうこの辺は現物合わせで適当にやっちゃってOK。

この辺りは割と適当に現物合わせでやっていきました。

バレルスリーブは写真のようにねじ込みやすい様にスリットを切っておく。

フロントサイトに関しては色々な組み合わせがあるようなのですが、今回は3mm厚のABS板を切り出して割とシンプルなブレードサイトを作ります。

写真左がノーマルのフロントサイト。 右側は今回装着した厚さ3mmのフロントサイト。

反射よけの溝は20年程前に購入してあった筋目ヤスリにてセレーションを切ります。

ずっと役に立たなかった筋目ヤスリ。今後は役に立ってくれそう&他のピッチも欲しくなってきた。

もしセレーションを切りにくい場合はレッドインサートにしても良し、シンプルなブレードサイトでも良し、集光アクリルを使ったフロントサイトも良しですね。

こう言った穴を掘るのには、タガネが良い様だ。模型用の小さなモノがあるので何本か有ると良い。

取り付けは3mm幅のスリットをバレル上に彫り込んで、横からピンで留める形です。

フレームの上部にはスコープをマウントする為の切り込みがありますので、パテで埋めてラインを出します。
今回埋めるために使用したのは、最近お気に入りのJBウェルドで埋めました。
ヒケが少なくてABSと堅さが似ていて非常に成形しやすいですね。

グレーの部分が「JBウェルド」 混ぜたばかりだと微妙な粘度で結構垂れてくるので、暫く放置してから盛りつけるのも良いかもしれないが、その時の強度は落ちると思う。

全体が整ったらブラックシールにて塗装して本体はOKです。

JBウェルドはヒケも少なく、鬆も出来にくい。エッジもシャープにでるのでお勧め。

コレで完成したんですけど、ノーマルのグリップの中央部分のプラスティック感が気になったんで、ヤフオクにてローズウッドの端材を購入して初めて木グリを作って見ました。

こちら側にはちょっとフィンガーグルーブを付けてみたりして・・・

こちらは中央部を少し厚めにしてみた。

写真の状態ではまだ磨いていない状態ですが、まぁ木目が綺麗に出たんで良かったかなぁと。

完成してみると、スナブノーズで大口径。ナカナカ良い感じです。

スナブノーズは良いなぁと

工作自体は一日で出来ちゃうくらいのボリュームなので、お勧め!

簡単な工作で出来ますのでお勧めです。